日本ではあまり知られていませんが、本国アメリカではミュージシャンとしてだけではなく、ビジネスマン、俳優、作家としても有名なジミー・バフェット(Jimmy Buffett)です。
彼は1946年生まれのミシシッピ州パスカグーラ出身です。大学では歴史学を学び、この頃ギターを覚えました。卒業後はナッシュビルでビルボードで数年間働きました。
1960年代の後半に音楽活動を始め、1970年にファーストアルバム『Down To Earth』をリリースします。
カントリー、フォーク、ポップスを取り混ぜたアルバムでした。
この頃ジェリー・ジェフ・ウォーカーと知り合い、キーウエストへ引っ越します。
その後順調にアルバムを出し続けます。そして7枚目となるスタジオアルバムがヒットしました。『Changes in Latitudes, Changes in Attitudes』です。
Side A
1.Changes in Latitudes, Changes in Attitudes
2.Wonder Why We Ever Go Home
3.Banana Republics
4.Tampico Trauma
5.Lovely Cruise
Side B
1.Margaritaville
2.In the Shelter
3.Miss You So Badly
4.Biloxi
5.Landfall
この頃にはすでに彼はコーラル・リーファー・バンド(The Coral Reefer Band)というバンドを組んでいました。この時のバンドのメンバーは
ジミー・バフェット(Jimmy Buffett – vo,g)
グレッグ・テイラー(Greg "Fingers" Taylor – harmonica)
マイケル・アトリー(Michael Utley – g,organ, p)
ハリー・デイリー(Harry Dailey,b)
ニース・バトレイ(Kenneth "Barfullo" Buttrey,ds)"
マイケル・ジェフリー(Michael Jeffry, g)
ロジャー・バレット(Roger Bartlett,g)
ファレル・モリス(Farrell Morris,perc)
ビリー・パレット(Billy Puett,recorder,flute)
です。
プロデュースはノバート・プットナム(Norbert Putnam)です。
この中のシングル「Margaritaville」がビルボードの8位、アダルト・コンテンポラリー部門では1位を獲得しました。アルバムの方も12位、カントリー部門では2位になりました。
A-3はスティーヴ・グッドマン、B-4はジェシ・ウィンチェスターのカバーですが、その他はオリジナルです。
全体的に穏やかなカントリーロックです。なかにロック色の若干強い曲もありますが、ゆったりと聴けるアルバムになっています。
その後もジミーは数え切れないくらいのアルバムをリリースし、音楽面でも大成功した一人になっています。
彼は作家としても3作のNo.1ベストセラーを出しています。それまでノンフィクションとフィクション部門両方でNo.1を獲った作家はヘミングウェイやスタインベックなど6人しかいなかったそうです(ウィキペディアより)。
また実業家としても、彼のヒット曲にちなんだマルガリータヴィルとチーズバーガー・イン・パラダイス・レストラン経営やビールの生産などにも手を出しているようです。今では大金持ちになっているようです。
Jimmy Buffett Margaritaville with Lyrics in Description
Jimmy Buffett Tampico Trauma with Lyrics in Description
Jimmy Buffett Changes in Latitudes, Changes in Attitudes with Lyrics in Description