今日の「懐かしのヘヴィメタ・シリーズ(懐メタ)」はパンゲア(Pangea)です。
これもCD棚奥深く眠っていたアルバムです。
パンゲアはデンマークのバンドですが、いわゆる北欧メタルとは明らかに違っています。ハードなロックンロールバンドです。
1983年にトニー・オルセン(Tony Olsen,ds)がバンドメンバーを募集したのがバンド結成のきっかけです。何人か集まったもののしっくりせず、たまたま近所に住むトーベン・リジョルム(Toben Lysholm,g)に声をかけると、トーベンの友人であるカースティン・ノイマン(Carsten Neumann,b)も引き入れ、その時のメンバー2人が脱退したため3人でパンゲアとしてスタートしました。
しかし、ここからはどのレコード会社も相手にしてくれず、長い苦難の道が待っていました。そしてようやく1996年にVICTORからファーストアルバム『The First』がリリースされました。
01.Daddy's Steamgun
02.Rhythm Of Love
03.Time Out
04.Enough Is Enough
05.The One To Last
06.Two Down And Two To Go
07.I Will Be There
08.All Worked Up
09.On And On
10.Good And Ready
11.Maybe Tomorrow
プロデュースはRichard Jensenです。
先にも書きましたが、デンマークのメタルバンドとは明らかに違って、王道のハードロックです。ロックロールあり、アコースティックなメロディアスな曲もあり、07のようなブルージーな曲もあり、アメリカの匂いがするバンドです。これはなかなか捨てたもんじゃありません。
この後、1997年にセカンドアルバム『Manchild』がリリースされます。
残念ながら未購入です。
この後、間隔が空いて2010年にサードアルバムが発表されました。『Retrospectacular』です。これは日本未発売です。
これも未購入です。
ほとんど名前も知られていませんが、なかなか生きのいいバンドです。埋もれさせるのはもったいないです。しかし、本国のデンマークではファーストアルバムの発売は無かったようなので、全く期待されていなかったのでしょう。
私はこのサウンドは好きですし、ヴォーカルも好みです。
それでは今日はこの辺で。