今日の「懐かしのヘヴィメタ・シリーズ(懐メタ)」はウォレント(Warrant)です。成功したLAメタルバンドの一つです。
結成は1984年、ロサンゼルスと古く、メンバーチェンジが続き、1987年にようやくメンバーが固まりました。
エリック・ターナー(Erik Turner,g)
ジョーイ・アレン(Joey Allen,g)
ジェリー・ディクソン(Jerry Dixon,b)
スティーヴン・スウィート(Steven Sweet,ds)
でした。
デビューは1989年と遅く、既に時代はヘヴィメタからオルタナ・グランジへと移り変わりつつありました。
そんな中、デビューアルバム『Dirty Rotten Filthy Stiniking Rich』がリリースされました。
このアルバムの中のバラード「Heaven」が全米2位の大ヒットとなり、アルバムも10位にランクされる大ヒットとなりました。
そして1990年にセカンドアルバム『Cherry Pie』がリリースされました。
01.Cherry Pie
02.Uncle Tom's Cabin
03.I Saw Red
04.Bed of Roses
05.Sure Feels Good to Me
06.Love in Stereo
07.Blind Faith
08.Song and Dance Man
09.You're the Only Hell Your Mama Ever Raised
10.Mr. Rainmaker
11.Train, Train
12.Ode to Tipper Gore
13.Thin Disguise *
* 日本盤ボーナストラック
プロデュースはボー・ヒル(Beau Hill)です。アリス・クーパー、ウィンガー、ヨーロッパ、ラットなどのプロデュースもしています。
ゲストミュージシャンンも多彩です。フィオナやデンジャー・デンジャーのスティーヴ・ウェスト、ブルーノ・ラベル、ポイズンのC.C. デビル、ディオのスコット・ウォーレン等々が参加しています。
アルバムは全米7位と大成功です。シングルも「Cherry Pie」と「I Saw Red」が共に10位と大健闘でした。
ギラギラのメタルというよりは、明るいハードなポップ・ロックでポ、バラードも適度にちりばめられ、非常に聴きやすいアルバムになっています。
しかし、時代の波は彼らにも押し寄せてきます。
1992年、サードアルバム『Dog Eat Dog』をリリースします。
アルバムチャーは25位とそこそこの成功はしますが、決して評判は高くありませんでした。時代がオルタナ・グランジ全盛期です。このアルバムもその傾向を取り入れた様な作りになっていますが、人気は次第に下降線をたどるようになりました。
その後もアルバムをリリースしますがチャート入りはありませんでした。
1994年にはジョーイ・アレンとスティーヴン・スウィートが脱退します。
2004年にはヴォーカルのジェイニー・レインが脱退し、先の二人がカムバックするなど、メンバーチェンジを繰り返し現在に至っています。
それでは今日はこの辺で。