今日の「聴き比べ」は『可愛い花』です。
この曲は日本では1959年のザ・ピーナッツのデビュー曲として知られています。
原曲はアメリカのアメリカのジャズ・ミュージシャン、シドニー・ベシェ(Sidney Bechet)がフランスに移った時に作曲・録音した曲です。シドニー・ベシェはクラリネットとサックス奏者でした。フランスでは女優のダニエル・ダリュー(Danielle Darrieux)が録音しています。
原曲はまさにジャズです。
Sidney Bechet (シドニー・ベシェ) ♪Petite Fleur♪(小さな花)可愛い花 1959年 78rpm record
この曲に音羽たかしが詩を付けてザ・ピーナッツに歌わせました。1959年にこんな洒落た歌があったんですね。私が聴いたのはずっと後になってからでした。なにせザ・ピーナッツの存在を知ったのがあの映画『モスラ』ですから。それでも「モスラの歌」にはしびれました。「モスラ~や、モスラ」ですよ。
可愛い花
作詞:音羽たかし
作曲:シドニー・ベシェ
プティット・フルール 可愛い花
その花のように いつも愛らしい
プティット・フルール お前のその
花びらのような 紅い唇
黒い瞳が 男心を なぜか迷わせる
プティット・フルール 天使のように
可愛い この世の花よ
小鳩のような その胸に
いつか恋も 芽ばえて……
プティット・フルール その名のように
可愛い この世の花よ
小鳩のような その胸に
いつか恋も 芽ばえて……
プティット・フルール その名のように
可愛い この世の花よ
プティット・フルール
プティット・フルール
プティット・フルール
「夜のヒットスタジオ」の最後の出演です。懐かしい顔ぶれが揃っています。
ついでに思い出の『モスラ』を。
モスラの歌 フルVer. ザ・ピーナッツ ('1961モスラより) MOTHRA
それでは今日はこの辺で。