今日の「聴き比べ」は『Sweet Sweet Surrender』です。
この曲はジェフ・ベック(Jeff Beck)が第2期ジェフ・ベック・グループ(Jeff Beck Group)を解散し、カクタス(Cactus)のティム・ボガート(Tim Bogert,b)、カーマイン・アピス(Carmine Appice,ds)と1972年に結成したベック、ボガート&アピス(Beck,Bogert & Appice,以下BBA)の唯一のスタジオアルバム『Beck,Bogert & Appice』に収録された曲です。1973年に来日も果たしています。この時の模様は2枚組アルバム『Beck,Bogert & Appice Live 』として発売されました。当時は日本のみでの発売だったと思います。しばらく廃盤になっていたと記憶しています。このライブでもこの曲を披露しました。
スタジオアルバムのプロデュースは聴き比べ「Going Down」でも紹介したドン・ニックス(Don Nix)でした。ドン・ニックスは自身もミュージシャンでありソングライターでありプロデューサーでもありました。彼は多くのミュージシャンとの交流も有名でした。このBBAのアルバムにはドン・ニックスの曲がもう1曲ありました。『Black Cat Moarn』です。このバンドはボーカルが弱いのが玉に瑕です。当初はフリー(Free)のポール・ロジャース(Paul Podgers)の参加を目論んだようですが失敗しました。
そして同じ1973年にドン・ニックスも自身のアルバム『Hobos, Heroes and Street Corner Clowns』でセルフカバーしました。
バラード調の曲で私も大好きな曲です。
Sweet Sweet Surrender
by Don Nix
Shine, shine on brightly
Take away the night
We'll float oh so lightly
Before the morning bright
Oh yeah
(Sweet sweet surrender)
Sweet sweet surrender
(Come to me now)
Come
(So warm and tender)
Warm and tender
(I will show you how)
Take a ride on a daydream
Taking you nowhere
It's all such a bad scheme
I know 'cause I've been there
Whoa, oh
(Sweet sweet surrender)
Sweet, sweet sweet surrender
(Come to me now)
Come to me loving
(So warm and tender)
Warm and tender
(I will show you how)
Sweet sweet surrender
Come to me now
So warm and tender
I will show you how
Beck, Bogert & Appice - Sweet Sweet Surrender - 05
Jeff Beck - Sweet Sweet Surrender [ BBA live in Japan 1973 ]
それでは今日はこの辺で。