Flying Skynyrdのブログ

映画や音楽、本についての雑文

聴き比べ 若大将の『旅人よ』

今日の「聴き比べ」は加山雄三さんの『旅人よ』です。

 

この曲は若大将の中でもちょっと異色の曲です。というのも彼の曲は『夜空の星』や『蒼い星くず』などのエレキサウンドや『君といつまでも』や『夜空を仰いで』のような歌謡曲チックな歌が多かったのですが、この『旅人よ』はフォーク調の曲でした。バックには全員慶応大学生のザ・ランチャーズが務めました。加山さんの後輩たちです。ランチャーズは『真冬の帰り道』でヒットしますが、それ以降は目立ったヒット曲はありませんでした。

発売は1966年で『夜空を仰いで』のB面でした。小学生だったか中学生になっていたか忘れましたが、『君といつまでも』からずっと買っていましたから、当然買いました。『夜空を仰いで』が目的だったのですが、このB面の『旅人よ』に、より惹かれました。

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旅人よ

岩谷時子:作詞

弾 厚作:作曲

  

風にふるえる 緑の草原

たどる瞳かがやく 若き旅人よ

お聞き はるかな空に鐘が鳴る

遠いふるさとにいる 母の歌に似て

やがて冬が 冷たい雪をはこぶだろう

君の若い足あと 胸に燃える恋も埋(うず)めて

草は枯れても いのち果てるまで

君よ夢をこころに 若き旅人よ

 

赤い雲ゆく 夕陽の草原

たどる心やさしい 若き旅人よ

ごらん はるかな空を鳥がゆく

遠いふるさとにきく 雲の歌に似て

やがて深いしじまが 星をかざるだろう

君のあつい思い出 胸にうるむ夢を埋めて

時はゆくとも いのち果てるまで

君よ夢をこころに 若き旅人よ

 


加山雄三/旅人よ (1966年)

 

この曲をキャンディーズがカバーしています。ライブです。


キャンディーズ ・ 旅人よ ('76.10.11 LIVE)

 

井上陽水もカバーしています。陽水が歌うとちょっと違って聴こえます。


井上陽水「旅人ヨ」旅、愛、故郷 。

 

カラオケでよく歌いました。懐かしい!

 

それでは今日はこの辺で。