Flying Skynyrdのブログ

映画や音楽、本についての雑文

この人の、この1枚『キャンド・ヒート(Canned Heat)/ハレルヤ(Hallelujah)』

今日の「この人の、この1枚」は引き続きキャンド・ヒート(Canned Heat)で、彼らの4作目になる『ハレルヤ(Hallelujah)』です。

 

1969年7月に4枚目のアルバム『ハレルヤ(Hallelujah)』がリリースされました。

f:id:lynyrdburitto:20200705081919j:plain

f:id:lynyrdburitto:20200705081937j:plain

 

Side A

1.Same All Over

2.Change My Ways

3.Canned Heat

4.Sic 'em Pigs

5.I'm Her Man

6.Time Was

 

Side B

1.Do Not Enter

2.Big Fat

3.Huautla

4.Get Off My Back

5.Down In The Gutter, But Free

 

メンバーは変わらず

Bob Hite – vocals, harmonica

Alan Wilson – slide guitar, vocals, harmonica

Henry Vestine – lead guitar

Larry Taylor – bass, guitar

Fito de la Parra – drums

 

アディショナル・ミュージシャンは

Ernest Lane – piano (on track 1)

Mark Naftalin – organ, piano (on tracks 5, 11)

Javier Batiz – group vocals (on track 1)

Skip Diamond – group vocals (on tracks 1, 11)

Elliot Ingber – group vocals (on tracks 1, 11)

Mike Pacheco – bongos and congas (on track 9)

 

プロデュースはキャンド・ヒートスキップ・テイラー(Skip Taylor)です。

 

ポール・バターフィールド・ブルース・バンドからマーク・ナフタリンマザーズ・オブ・インヴェンションからエリオット・イングバーが参加しています。

 

A1は全員によって作られた曲。

A2はアラン・ウィルソンの曲。例によってアランの極めつけのヴォーカルが聴けます。不思議な気分になります。

A3はバンド名が付いた曲で、トミー・ジョンソンの「キャンド・ヒート・ブルース」をボブ・ハイトがアレンジしています。印象的な曲です。病みつきになります。

A4はブッカ・ホワイトの曲。

A5はアレン・リーの曲。アランのハーモニカが凄い。

A6は再びアラン・ウィルソンの曲。シングル・ヒットしました。一度聴いたら忘れられません。

B1もアランの曲とヴォーカル。

B2はファッツ・ドミノの曲をボブ・ハイトがアレンジ。

B3はV・ウルフの曲をフィトがアレンジ。インストです。

B4はアランの曲とヴォーカル。途中からのブルースギターがサイケデリックで素晴らしい。

B5はキャンド・ヒート全員。

 

このアルバムではアランが4曲でヴォーカルを担当しています。ボブは6曲です。

 

このアルバムのリリースされてすぐのフィルモア・ウェストでのコンサートの時にラリー・テイラーとヘンリー・ヴェスティンがステージ上で喧嘩になり、ヘンリーはバンドを止めてしまいます。もっとも当時の解説を読むとボブとヘンリーが喧嘩したとなっています。真偽のほどは分かりません。しかし、ボブはすぐにその後、ハーヴィー・マンデル(Harvey Mandel,g)をバンドに誘い了承されました。そして新メンバーで『ウッドストック・フェスティバル』に臨んだのです。当時発売された『ウッドストック』のサウンドトラック3枚組と2枚組にはそれぞれ「ゴーイング・アップ・ザ・カントリー」と「ウッドストック・ブギー」が収録されました。

 

この後、キャンドヒートは1970年に『未来のブルース(Future Blues)』をリリースしますが、それは次回にします。

 


CANNED HEAT - Same All Over


CANNED HEAT - CANNED HEAT


CANNED HEAT - TIME WAS


Canned Heat - Get Off My back (1969)

 

それでは今日はこの辺で。