今日の「聴き比べ」はサザンオールスターズの『チャコの海岸物語』です。
1982年の彼らの大ヒット曲です。
1978年に「勝手にシンドバット」でデビューした彼らですが、最初にこの曲を聴いた時の衝撃は忘れられません。歌謡曲とロックを組み合わせた独特のメロディーと奇抜な歌詞、日本にもこんなバンドが出てきたか、と思わず唸ってしまいました。
その後も「いとしのエリー」が大ヒットしました。そんな彼らの14枚目のシングルです。「いとしのエリー」以来ヒットから遠ざかっていましたが、久しぶりの大ヒットになりました。
作詞:桑田佳祐
作曲:桑田佳祐
抱きしめたい
海岸で若い二人が恋をする物語
目を閉じて胸を開いて
ハダカで踊るジルバ
恋は南の島へ翔んだ
まばゆいばかりサンゴショー
心から好きだよ
チャコ抱きしめたい
だけどもお前はつれなくて
恥ずかしがり屋の二人は
交す言葉もなくて
砂浜を指でなぞれば
口づけを待つしぐさ
俺とお前だけしかいない
星はなんでも知っている
心から好きだよ
ミーコ抱きしめたい
甘くてすっぱい女だから
「愛してるよ」
おまえだけを
エボシ岩が遠くに見える
涙あふれてかすんでる
心から好きだよ
ピーナッツ抱きしめたい
浜辺の天使を見つけたのさ
浜辺の天使を見つけたのさ
歌詞の中の「チャコ」はロカビリー歌手の飯田久彦、「ミーコ」は弘田三枝子、「ピーナッツ」はザ・ピーナッツのことです。
この曲を同じ湘南育ちの若大将・加山雄三がカバーしています。素晴らしい!
この二人は仲がいいのです。
なんとベンチャーズ(The Ventures)がやってます! 湘南って感じがします。
それでは今日はこの辺で。