今日の「この人の、この１枚」はレイ・チャールズ(Ray Charles)の『天才レイ・チャールズ２５年の歴史(A 25th Anniversary In Show Business Salute To Ray Charle)』です。
ブルースには夢中になっていましたが、ソウル系にはさほどの興味を抱いていなかった頃、それでもレイ・チャールズぐらいは聴かないとしょうがないなと思いつつ、膨大なレコード群から何を買っていいのか迷っているときに見つけたのがこのレコードでした。日本では１９７２年に発売されたベスト盤です。２枚組で３６曲収録です。１９５０年代から６０年代の代表曲が網羅されています。ちょうどレイ・チャールズの音楽活動２５周年を記念して作られたレコードです。アメリカ盤は１９７１年のリリースです。
６歳の頃に緑内障で失明します。ピアノを習い、盲学校に通いますが、１５歳の時に両親を失い孤児になります。それでも音楽を続けることが唯一の楽しみでした。コンボに加わって腕を上げました。そして１９４９年にはレコーディングも果たします。
その後、アトランティック・レコードと契約、１９５５年に最初のビッグ・ヒット「アイヴ・ガッタ・ウーマン」を放ちます。その後もヒット曲を出し、大スターとなりました。
１９５９年にアトランティックからＡＢＣレコードへ移籍し、「我が心のジョージア」などの大ヒット曲を出します。その後もヒット曲連発でした。
２００４年に肝臓癌で亡くなりましたが、その功績は絶大なものがありました。また日本でも高い人気を誇り、サザンの「いとしのエリー」のカバーも話題になりました。
そんなレイ・チャールズの全盛期の楽曲が３６曲収められたベスト盤です。これを聴いていると、レイ・チャールズの音楽の幅広さがわかります。ソウルはもとより、ジャズ、Ｒ＆Ｂ、カントリー、ロック、ゴスペル、ポップスと実に多様です。
残念ながらＣＤ化はされていないようです。
A 25th Anniversary In Show Business Salute To Ray Charles
Side A
1.It Should've Been Me
2.Mess Around
3.Don't You Know
4.I Got A Woman
5.A Fool For You
6.Hallelujah I Love Her So
7.Drown In My Own Tears
8.Rockhouse
9.Lonely Avenue
SIdeB
1.Ain't That Love
2.Swanee River Rock (Talkin' 'Bout That River)
3.Night Time Is The Right Time
4.Mary Ann
5.I Believe To My Soul
6.What'd I Say
7.Just For A Thrill
8.Yes Indeed
9.Don't Let The Sun Catch You Cryin'
SIde C
1.Georgia On My Mind
2.Unchain My Heart
3.Hit The Road Jack
4.One Mint Julep
5.Ruby
6.I Can't Stop Lovin' You
7.You Are My Sunshine
8.Born To Lose
9.Busted
Side D
1.Cryin' Time
2.Let's Go Get Stoned
3.Yesterday
4.Understanding
5.Eleanor Rigby
6.If You Were Mine
7.Don't Change On Me
8.Booty Butt
9.Feel So Bad
それでは今日はこの辺で。
