Flying Skynyrdのブログ

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この人の、この1枚『ライチャス・ブラザーズ(The Righteous Brothers)/Greatest Hits』

今日の「この人の、この1枚」はライチャス・ブラザーズ(The Righteous Brothers)『Greatest Hits』です。当時の日本盤タイトルは『栄光のライチャス・ブラザーズ』です。

 

アンチェインド・メロディ(Unchained Melody)」で日本でも人気のあったブルー・アイド・ソウルの代表的グループです。

 

ライチャス・ブラザーズはビル・メドレー(Bill Medley)ボビー・ハットフィールド(Bobby Hatfield)、二人のデュオ・グループです。兄弟ではありません。

ビルは1940年、カリフォルニア州ロサンゼルス生まれ。ボビーは1940年、ウィスコンシン州ビーバーダム生まれ。

 

ビルはハイスクール卒業と共に音楽活動を開始、地元のバンド、パラモアズ(The Paramours)に参加。レコードも3枚のシングルをリリースしました。しかし、彼はこのバンドを脱退します。それは同じパラモアズに在籍していたボビーに出会ったことでした。二人は意気投合し、デュオを組もうということでグループを辞めたのです。1962年のことでした。ライチャスとは「正しい」ということで「正統なソウル」といった感じでしょうか。

 

1963年にはムーングロウ・レコードと契約し早速レコード・デビューしました。ファースト・アルバムは『Right Now !』でした。その後も2枚のアルバムとシングルを出しますが、今一つヒットに繋がりませんでした。

そんな時にかのフィル・スペクター(Phil Spector)と知り合います。フィルは彼らの歌唱に惚れ込み、自身の設立したフィレス・レコードと契約し、1964年にリリースしたシングル「降られた気持ち(You've Lost That Lovin' Feelin')」が大ヒット。

その後はヒットを連発、白人ソウルの頂点を極めます。

1966年にヴァーヴ・レコードに移籍した問題でフィルと訴訟問題になります。金銭による解決を図りました。

ヴァーヴでは「ソウル&インスピレーション(Soul & Inspiration)」がナンバー・ワンヒットに輝きましたが、それ以降ヒットに恵まれず、1968年にビルはソロに転向、ボビーはジミー・ウォーカーとデュオを継続させましたが、1971年に解散します。1974年にビルとボビーで再結成しますが、かつての勢いはありませんでした。

 

それでも彼らの楽曲は歌い継がれていきました。1990年には映画『ゴースト ニューヨークの幻で「アンチェインド・メロディ」が使用されリバイバル・ヒットとなりました。

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このアルバムは彼らの全盛期の曲を集めた、まさに「栄光のライチャス・ブラザーズ」です。

 

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Greatest Hits

 

Side A

1.Unchained Melody

2.You've Lost That Lovin' Feelin'

3.White Cliffs Of Dover

4.Georgia On My Mind

5.(I Love You) For Sentimental Reasons

6.You'll Never Walk Alone

7.Just Once In My Life

 

Side B

1.(You Are My) Soul And Inspiration

2.He

3.Ebb Tide

4.See That Girl

5.Hung On You

6.Guess Who

7.The Great Pretender

 

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それでは今日はこの辺で。