一昨日、谷村新司さんが亡なったとの報道がありました。亡くなったのは10月8日でした。74歳、急性腸炎でした。急性腸炎で手術までして亡くなるというのも腑に堕ちませんでしたが、まだまだ活躍が期待されていただけに残念です。
谷村さんと言えばアリスです。アリスのデビューは1971年です。当時は堀内孝雄さんとの二人組でしたが、翌年矢沢透さんが正式に加入してトリオになりました。
当初はレコードを出すも鳴かず飛ばずで、全国ドサ周りを繰り返していました。そして1975年に転機が来ました。「今はもうだれも」がヒットしたのです。ですが、この曲は皮肉にもアリスの曲ではありませんでした。フォークルや杉田二郎さんなどと活動していた佐竹俊郎さんのバンド、ウッディ・ウーの曲でマイナー・ヒットした曲でした。
このヒットがきっかけとなって、その後は『帰らざる日々』『遠くで汽笛を聞きながら』『冬の稲妻』『チャンピョン』など続々とヒットを飛ばし、押しも押されぬスーパー・グループになりました。アリスはいわゆるフォークソングが下火になり、ニューミュージックと呼ばれるジャンルが台頭してきた時期と重なり、時代にジャスト・フィットした感じでした。
そのアリスも谷村さんと堀内さんのソロ活動も活発になってきて、その方向性も食い違いが出てきたことから、1981年に活動を停止しました。解散ではなく『活動停止』でした。
ソロになってからも『昴』『群青』『青年の樹』『22歳』、そして『サライ』や『いい日旅立ち』など名曲を数々生み出しました。
私は特別熱狂的なアリス・ファンでも谷村・ファンというわけでもありませんが、アリスや谷村さんの曲、特に彼の書く詞には度々魅了されました。ありがとうございました。
改めて谷村新司氏のご冥福をお祈り申し上げます。合掌。
私の大好きな曲をライブで。
それでは今日はこの辺で。