今日のこの１枚はまたしてもブック・オフで入手した格安レコードです。
ジョーン・バエズ(Joan Baez)の『ジョーン・バエズのすべて／The Best Of』です。
日本発売は１９６４年です。私はまだ小学生です。当然ジョーン・バエズの名前はおろかフォークソングなどという言葉も知りませんでした。
私が彼女の存在を知ったのは多分高校生の頃だったと思います。反戦歌を歌った「フォークの女王」ということで有名でした。私が洋楽に興味を持ち始めた時には既に世の中はロックでした。ボブ・ディランもロックに転向したように、純粋なフォークは時代に取り残されようとしていました。
彼女の姿を初めて観たのが１９６９年の映画『ウッドストック』でした。多くのロック・バンドに交じって出演した姿は目を引きました。かといって、ろくに金もない高校生がそう簡単にレコードを買えるわけもなく、彼女のレコード購入は諦めざるを得ませんでした。そうして時は流れ５０年、先日紹介したピート・シーガーやこのジョーン・バエズのレコードに出会って、当時手が回らず、記憶の中から消えていたレコード達を手にすることができたのです。
とは言っても、老い先短い人生で、いまさらそんな昔のレコードなぞ買ってどうするの、というもう一人の自分の声も聞こえてきます。狭い家でレコード・ＣＤ収納にも困っているというのに。でも止められないのです。病気ですから。あーあ、と言いながらジョーン・バエズの声に癒されます。
Joan Baez The Best Of
Side 1
1.Donna Donna
2.House Of The Rising Sun
3.All My Trials
4.Rake And Rambling Boy
5.Henry Martin
6.John Riley
7.Mary Hamilton
Side 2
1.Manha De Carnaval
2.Black Is The Color Of My True Love's Hair
3.We Shall Overcome
4.Nu Bello Cardillo
5,What Have They Done To The Rain
6.Kumbaya
7.Babe, I'm Gonna Leave You
8.Danger Waters
9.Battle Hymn Of The Republic
それでは今日はこの辺で。
