今日の「聴き比べ」は『アカシアの雨がやむとき』です。
この曲は1960年に西田佐知子さんが歌ってヒットした曲です。関口宏の奥さんです。
当時の状況は幼かった子供時代の私にはわかりませんが、後年のテレビ報道や書籍から「60年日米安保闘争」の挫折感から、彼女の退廃的な歌声とメロディが若者に受けたということがわかりました。
その後も西田佐知子さんはテレビでよくこの曲を歌っていたので憶えています。確かに彼女の声や歌い方は寂しげで、はかなさが印象的でした。
その後も『コーヒー・ルンバ』や『エリカの花散るとき』『おんなの意地』などがヒットしました。
アカシアの雨が止むとき
作詞:水木かおる
作曲:藤原秀行
アカシアの雨にうたれて
このまま死んでしまいたい
夜が明ける日がのぼる
朝の光のその中で
冷たくなったわたしを見つけて
あの人は
涙を流してくれるでしょうか
アカシアの雨に泣いてる
切ない胸はわかるまい
思い出のペンダント
白い真珠のこの肌で
淋しく今日も暖めてるのに
あの人は
冷たい瞳をして何処かへ消えた
アカシアの雨が止む時
青空さして鳩がとぶ
むらさきの羽の色
それはベンチの片隅で
冷たくなった私のぬけがら
あの人を
さがして遥かに飛び立つ影よ
山崎ハコちゃんがカバーしました。アルバム『十八番』です。ピッタリです。
大好きな梶芽衣子さんもカバーしています。最近見かけません。
歌のうまさ抜群、ちあきなおみさんです。
アカシヤの雨がやむとき (FULL) Cover song by ちあきなおみ
最近のお気に入り、浜田真理子さんも歌っています。これも凄い。
70年安保も挫折でした。
それでは今日はこの辺で。