今日の「聴き比べ」はザ・ビートルズ(The Beatles)の『マザー・ネイチャーズ・サン(Mother Nature's Son)』です。
この曲はビートルズの1968年のアルバム『The Beatles』、通称『ホワイト・アルバム』に収録された小品です。実質上ポール・マッカートニーの曲です。演奏も他のメンバーは入っていません。
ビートルズがインドの瞑想修行に凝っている頃に、マハリシ・ヨーギーの講義を聞いて触発され、書いたものです。
Mother Nature’s Son
By John Lennon / Paul Mccartney
Born a poor young country boy
Mother Nature's son
All day long, I'm sitting singing songs for everyone
Sit beside a mountain stream
See her waters rise
Listen to the pretty sound of music as she flies
Find me in my field of grass
Mother Nature's son
Swaying daisies sing a lazy song beneath the sun
Mother Nature's Son (Remastered 2009)
この曲をハリー・ニルソン(Harry Nilsson)が1969年の3枚目のアルバム『Harry』でカバーしました。ニルソンは映画『真夜中のカーボーイ』で主題歌「うわさの男」を歌って有名になりましたが、ビートルズのジョンやポールは大のニルソン・ファンで、5人目のビートルズと言われたくらいです。声域は3オクターブで七色の声を持つ男なんて言われました。銀行員出身の変わった経歴の持ち主でした。残念ながら1994年、52歳の若さで亡くなりました。私も大ファンでした。
Harry Nilsson - 04 - Mother Nature's Son (by EarpJohn)
それでは今日はこの辺で。