今日の「聴き比べ」は吉田拓郎の『落陽』です。
この曲は1973年のライヴアルバムに収録され、後にシングル発売されました。またテレビドラマの主題歌にもなりました。
「旅の宿」ですっかり有名になった岡本おさみの作詞です。彼の実体験を基にした詩でした。
落陽
作詞:岡本おさみ
作曲:吉田拓郎
しぼったばかりの夕陽の赤が
水平線から もれている
苫小牧発・仙台行きフェリー
あのじいさんときたら
わざわざ見送ってくれたよ
おまけにテープをひろってね女の子みたいにさ
みやげにもらったサイコロふたつ
手の中でふれば
また振り出しに戻る旅に 陽が沈んでゆく
女や酒よりサイコロ好きで
すってんてんのあのじいさん
あんたこそが正直ものさ
この国ときたら
賭けるものなどないさ
だからこうして漂うだけ
みやげにもらったサイコロふたつ
手の中でふれば
また振り出しに戻る旅に陽が沈んでゆく
サイコロころがしあり金なくし
フーテン暮らしのあのじいさん
どこかで会おう生きていてくれ
ろくでなしの男たち
身を持ちくずしちまった
男の話を聞かせてよサイコロころがして
みやげにもらったサイコロふたつ
手の中でふれば
また振り出しに戻る旅に 陽が沈んでゆく
戻る旅に陽が沈んでゆく
この曲をかぐや姫の山田パンダがカバーしました。シングル発売しました。
竹原ピストルも歌っています。これはカッコいい!
それでは今日はこの辺で。