皆様、明けましておめでとうございます。今年も引き続きよろしくお願いいたします。あっという間に酒浸りの正月3が日も終わりました。
今年一発目の記事はブルースです。エディ・テイラー(Eddie Taylor)の『I Feel So Bad 』です。
エディ・テイラーは1923年、ミシシッピ州ベノワの生まれです。早い時期からギターを覚え、あのジミー・リードにもギターを教えたと言われています。
1949年にシカゴにやってきました。多くのブルースマンのレコーディングにギタリストとして参加しました。特にジミー・リードのアルバム『I'm Jimmy Reed』 は有名です。1950年代にはビージェイからのシングル「Big town Playboy」と「Bad Boy」が地元でヒットしましたが、その他はパッとしませんでした。
そんな彼の初めてのオリジナル・アルバムがアドヴェント・レコードからの『 I Feel So Bad 』です。
Side A
1.I Feel So Bad
2.Jackson Town Blues
3.Stop Breaking Down
4.Highway 13
5.Stroll Out West
6.Sittin' Here Thinkin'
Side B
1.Going Upside Your Head
2.Twelve Year Old Boy
3.There'll Be A Day
4.Bullcow Blues
5.Wreck On 83 Highway
6.Blues In The Rain
レコーディング・メンバーは
Vocals, Guitar - Eddie Taylor
Bass - Chuck Jones
Drums - Johnny Tucker
Guitar - Phillip Walker
Harmonica - George Smith (tracks: A2, A6 to B2, B6)
Piano -Jimmy Jones
Tambourine - Little H. Williams
Sax - David Ii
プロデュースはFrank Scottです。
バックにはフィリップ・ウォーカーのバンドが務めています。
エディ・テイラーはリーダー・アルバムを制作するよりは、サイドマンとして重宝がられました。しかし、このアルバムを聴く限りリーダー・アルバムが少ないのが不思議に思えるほど、彼のギターとヴォーカルは冴えわたっています。
彼がサポートしたブルースマンは他にもエルモア・ジェイムス、ジョン・リー・フッカー、ビッグ・ウォルター・ホートンなどがいます。
残念ながら1985年に62歳で亡くなりました。彼の息子、エディ・テイラー・ジュニアもまたシカゴのブルースマンです。アルバムも6枚リリースしています。
EDDIE TAYLOR (Benoit, Mississippi, U.S.A) - I Feel So Bad
EDDIE TAYLOR (Benoit, Mississippi, U.S.A) - Sittin'Here Thinkin'
Eddie Taylor - Blues In The Rain (1972)
それでは今日はこの辺で。