今日の「聴き比べ」はいしだあゆみの『太陽は泣いている』です。
この曲はいしだあゆみさんが1968年に発表した、初めてのヒット曲です。それまで24枚のシングルをビクター・レコードから出していましたが、売れ行きはさっぱりでした。そこでレコード会社を日本コロムビアに変え、作曲も筒美京平を起用し、出されたのがこの曲でした。筒美京平の洋楽っぽいメロディとサウンドが当たりました。
いしだあゆみさんは元々はフィギアスケートの選手で、お姉さんは石田治子でグルノーブル・オリンピックの出場選手です。妹も歌手の石田ゆりで義理の弟がなかにし礼です。NHKの朝ドラ『てるてる坊主』は石田家の4姉妹の話で、原作はなかにし礼でした。
1964年から始まった、森繁久彌主演の『七人の孫』に孫役で出演していました。私も時おり観た記憶があります。
歌手としては中々芽が出ませんでしたが、この曲のヒット以来人気歌手の仲間入りを果たし、『ブルー・ライト・ヨコハマ』の大ヒットに繋がりました。
私にとってはいしだあゆみさんは伊東ゆかりさん、小川知子さんとならんであこがれのお姉さん三羽烏でした。
太陽は泣いている
作詞:橋本 淳
作曲:筒美 京平
夏が来るたび 想い出す
小麦色した 20才のあなた
忘れたくない 恋だから
あの日のことが せつないの
くちづけのあとで 太陽は泣いている
知らない人に さそわれて
あなたの海へ 帰ってきたの
ふたりならんだ 砂浜に
指でなぞった あなたのハート
忘れたくない 恋だから
あの日のことが せつないの
くちづけのあとで 太陽は泣いている
知らない人に さそわれて
あなたの海へ 帰ってきたの
太陽は 太陽は泣いている
山内恵美子のカバー。
市川由紀乃がテレビでカバーしました。
それでは今日はこの辺で。