何年ぶりでしょう! AC/DCを聴くのは。最後に聴いたのは確か『地獄のハイウェイ(Highway to Hell)』か『Back In Black』あたりだったと思います。レコード棚を引っ張り出せば判りますが、たぶんその辺でしょう。1970年代の終わり頃か1980年頃でした。別にAC/DCが詰まらなかったわけでもなく、ただ彼らが売れすぎたというのと、その頃他に聴きたいものがたくさんあって、自然に遠ざかってしまったということだと思います。なにしろひねくれものですから、あまりに人気が出ると敬遠してしまいます。困った性分です。
先日、中古レコード屋さんでCDを漁っていたところAC/DCの『Black Ice』が格安で売られているのを見つけました。発売年を見ると2008年とありました。その頃までやっていたんだということに驚くとともに、実に8年ぶりだという事にも二重の驚きでした。これは格安ということもあり、買わない手はないなと思い買ってしまいました。
01.Rock 'n' Roll Train
02.Skies on Fire
03.Big Jack
04.Anything Goes
05.War Machine
06.Smash 'n' Grab
07.Spoilin' for a Fight
08.Wheels
09.Decibel
10.Stormy May Day
11.She Likes Rock 'n' Roll
12.Money Made
13.Rock 'n' Roll Dream
14.Rocking All the Way
15.Black Ice
メンバーは
ブライアン・ジョンソン(Brian Johnson,vo)
アンガス・ヤング(Angus Young,g)
マルコム・ヤング(Malcolm Young,g)
クリフ・ウィリアムズ(Cliff Williams,b)
フィル・ラッド(Phil Rudd,ds)
プロデュースは敏腕ブレンダン・オブライエン(Brendan O'Brien)です。
なんとこのアルバムは世界29か国で1位を獲得し、2008年度の全世界のアルバム売上ランキングで2位になったそうです。相変わらずの人気ですね。
実際に聴いてみてびっくりです。40年前と何も変わっていません。ただひたすらロックンロール、ブギの連発です。これだけ頑なに同じ音楽をやり抜くに精神力に脱帽です。
この時のメンバーの内、ヤング兄弟のマルコムは認知症を患った末2017年に亡くなりました。
フィル・ラッドは殺し屋に殺人を依頼した疑いで逮捕。覚せい剤も所持で解雇。
クリフ・ウィリアムズも引退を表明。
現在はヤング兄弟の甥、スティーヴィ―・ヤング(Steve Young,g)とかつてのメンバー、クリス・スレイド (Chris Slade,ds)が加入しています。
ツアーメンバーにはなんとあのアクセル・ローズ(Axl Rose)が参加しているようです。
このアルバムの後、ライブアルバムを挟んで2014年には『Rock or Bust』というアルバムも発表しているようです。驚きです。なんだか欲しくなってしまいました。
ブライアンとクリスは70歳を超えましたが、アンガス・ヤングはまだ64歳、スティーヴィーは63歳です。 考えてみれば彼らの先輩方は、ストーンズ、クラプトン、ディラン等々まだまだ数多く頑張っています。この先も頑張ってほしいものです。
さあ、レコード棚からAC/DCを引っ張り出しましょう。
ACDC black ice - stormy may day
それでは今日はこの辺で。