またまたロック界を代表する大物の訃報が入りました。
トム・ペティ&ザ・ハートブレイカーズでおなじみのトム・ペティが10月1日、心臓発作のため66歳の若さで亡くなりました。
1976年のデビュー以来現在まで、アメリカンロックをリードしてきたトム・ペティ、数多くのアルバムを残しますが、特に初期の4枚のアルバムは傑作でした。
ちょっとしゃがれた声で、メッセージ性を含んだ歌詞歌い、1980年代にはボブ・ディランとも行動を共にしました。音楽性とメッセージ性が合っていたのでしょう。
トム・ペティは自身が言っているように、ローリング・ストーンズとザ・バーズを併せたようなバンドにしたいとの言葉通り、ザ・バーズのポップさとストーンズの粗っぽさを兼ね備えたバンドとなりました。
トム・ペティ&ザ・ハートブレイカーズは1976年にデビューしたもののアメリカでは売れず、イギリスでファーストアルバムが24位に入るなど人気を博し、その後セカンドアルバムがアメリカでも23位に入り、ファーストアルバムも55位に入ってきました。イギリスからの逆輸入のような形になりました。そしてサードアルバムの『Damn The Torpedoes(破壊)』は全米で第2位を記録する大ヒットとなりました。
イギリスで人気が出たのは、やはりストーンズやフーなどに共通する音を持っていたからでしょう。
1988年には『Traveling Wilburys』の名前でボブ・ディラン、ジョージ・ハリソン、ジェフ・リン(E.L.O)、ロイ・オービソンと共に名前を隠した覆面バンドでアルバムを発表して評判になりました。
トム・ペティは日本ではそこまでの人気は得られませんでした。この訃報も新聞(朝日)には載りませんでした。
突然の訃報に驚くばかりです。まだ66歳です。もう少し頑張ってほしかったですが、こればかりは致し方ありません。
まだまとまりませんが、その内機会を見つけて特集するかもしれません。
心よりご冥福をお祈りします。合掌。