今日は癒されるロックの第3弾、『スターセイラー』について書いてみたいと思います。
以前の記事を参考までにどうぞ。少しだけですが触れています。
結成は2000年、メンバーは
ジェームス・ウォルシュ(James Walsy,vo,g)
ジェームス・ステイフォックス(Jmames stelfox,b)
ベン・バーン(Ben Byrne,ds)
バリー・ウェストヘッド(Barry Westhead,key)
の4人です。イングランド出身です。バンド名はティム・バックリィのアルバム名から取ったようです。
2001年にデビューアルバム『Love Is Here』をリリースします。
このアルバム発表前に、ロンドンでの初ライブが大評判になり、レコード会社間の争奪戦になり、結局EMIと契約を結び、このアルバムにも入っている、「Fever」と「GoodSouls」の2枚のシングルを発表し、ブレイクしました。そしてアルバムの発表へとなりました。このアルバムは間違いなく傑作です。ヴォーカルのジェイムス・ウォルシュはバンド名にもなったティム・バックリィの息子でジェフ・バックリィの歌い方に影響されたといっていますが、その美しい声とはかなげな歌い方が、アコースティカルなサウンドとピッタリ合って、聴き惚れてしまいます。メロディーはマイナーで美しく悲しげです。全く捨て曲なしです。彼の一番好きなアーティストは意外にもアメリカのオルタナカントリー・ロック系の歌手で「ウィスキータウン」のリーダだったライアン・アダムスで、彼の『ハートブレーカー』というアルバムが一番気に入っているそうです。イギリスのギター・ポップには興味ないとのことです。ライアン・アダムスは確かに面白いです。機会があったら書いてみたいと思っています。
2004年にセカンドアルバム『Silence Is Easy』をリリースします。
驚くべきは、アムバムの中の「Silence Is Easy」と「White Dove」の2曲をあのフィル・スペクターがプロデュースしていることです。このアルバムは1曲目からアップテンポの明るい曲調で始まりますので、一瞬、路線変更かと思いましたが、2曲目からは美メロ復活で安心しました。しかし、フィルのプロでデュース曲も含め全体的にアメリカ的になっています。レコーディングもアメリカのスタジオです。売り上げ的には低迷しました。蛇足ですが、このアルバムは日本盤で買ったのですが、コピーコントロールでした。不満です。
続く2006年には『On The Outside』をリリースします。
このアルバムも前作同様、サウンド的にはロック色が強まっていますが、曲調はファーストに近いです。ヴォーカルにはますます磨きがかかってきています。売り上げ的にはいまひとつでした。決して悪いアルバムではありません。ちなみにこのアルバムも日本盤はコピーコントロールでした。よく見たらイギリス盤もそうでした。
3年の空白の後に4枚目のアルバム『All The Plans』をリリースします。
アコースティック・サウンドが戻ってきました。2,3枚目のロック色の強いサウンドからファーストに近いサウンドになりました。といってもリズム隊はしっかりしていて、軽さはありません。このアルバムにはストーンズのロン・ウッドが参加しているとのことですが、クレジットでは見つけられませんでした。もっともスターセイラーはローリング・ストーンズのヨーロッパツアーのオープニングアクトを 務めていたことから、ロン・ウッドの参加も不思議ではありませんが。
この後、バンドは活動休止状態に入ります。そして2014年にはワイト島のフェスティバルに参加して、活動を再開したようです。
そして今年9月、8年ぶりに新作を発表する予定です。タイトルは『All This Life』です。
どんな作品を提供してくれるのか楽しみです。
Starsailor - Poor Misguided Fool
スターセイラーは癒されます。
それでは今日はこの辺で。