CD棚整理、第8弾です。今日はスェーデンのヨハンソン兄弟のプロジェクト、『ヨハンソン(Johansson)』です。これは凄いです。といっても、今までほったらかしにしておいて今更なんだ、という声が聞こえてきそうですが、それは置いておいて、なかなかの聴きごたえでした。
この兄弟のプロジェクトはこれが2枚目ですが、1枚目は『The Johansson Brothers』というタイトルで1994年にリリースされています。残念ながら未購入です。
このアンダースとヤンス兄弟はご存じの通りシルヴァー・マウンテン(Silver Mountain)のデビューから参加し、次にはイングヴェイ・マルムスティーン(Yngwie Malmsteen)のライジング・フォース(Rising Force)に参加、その後もディオ(DIO)、ブルー・マーダー(Blue Murder)に参加、またそれぞれにソロアルバムを発表のほか様々なレコーディングやプロジェクトに参加するなど大活躍です。ヤンスは1995年からストラトヴァリウス(Stratovarius)に、アンダースは2000年からはハンマーフォール(Hammerfall)にそれぞれ参加しています。
そんな彼らが1997年にリリースしたのが『Sonic Winter』です。
01.Nowhere To Run
02.Days Of Wonder
03.Fill The Void
04.Enigma Suite
05.Shine On Me
06.All Opposable Thumbs
07.The Flood
08.Back To Life
09.A Higher Place
メンバーは
ヤンス・ヨハンソン(Jens Johansson,key)
アンダース・ヨハンソン(Anders Johansson,ds,g)
ジョン・レヴィン(John Levèn,b)
ベニー・ヤンソン(Benny Jansson,g)
レイフ・スンディン(Leif Sundin,vo)
イングヴェイ・マルムスティーン(Yngwie Malmsteen,g on 04,06)
プロデュースはヨハンソン兄弟です。
何といっても圧巻はインギーの参加した2曲のインストナンバーでしょう。ライジング・フォース以来の競演で、インギーの速弾きとヤンスのキーボードが激しくぶつかり合います。クラシカルですが激しいです。ついつい引き込まれます。
この兄弟はこのあるアム以前にジャズ・フュージョン寄りのプロジェクトに参加していた時期があり、このアルバムでもそうしたジャジーでフュージョン系の曲があります。さらにポップでメロディアス系の曲やノリのいいロックもあって楽しませます。
ヨハンソンと言うとどうしてもネオ・クラシカルとか様式美とか言われますが、このアルバムに限ってはそれだけにとらわれない自由な発想が見られます。
またまたみっけもんでした。得した気分です。
Jens Johansson & Anders Johansson - Enigma Suite
The Johansson Brothers Shine on me
それでは今日はこの辺で。