Flying Skynyrdのブログ

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この人の、この1枚 『ヒューゴ(Hugo)/Hugo』

今日の「懐かしのヘヴィメタ・シリーズ(懐メタ)」はヒューゴ(Hugo)です。

 

かつて、ヴァレンタイン(Valentine)というバンドのフロントマンでした。ヴァレンタインと言っても、ロビー・ヴァレンタインのヴァレンタインではありません。

1990年に『Valentine』でアルバムデビューしましたが、そのメロディック路線はオルタナグランジブームの中のアメリカではさほど話題にもなりませんでした。日本やヨーロッパではそこそこ注目を浴びました。レコード会社のジャイアントは契約を解消しました。

次にRCAと契約が出来ましたが、バンド名をオープン・スカイズ(Open Skyz)に変更しました。リッチー・ズィト―をプロデューサーに迎え、1993年にアルバム『Open Skyz』をリリースしました。しかし、これも鳴かず飛ばずで結局解散に至りました。

フロントマンのヒューゴはソロとして活動を開始します。アメリカのオルタナグランジブームに見切りをつけ、イギリスに渡り、デモテープの制作に励みました。それがヨーロッパのメロディアス・ロックを手掛ける「Now & Then Records」の目に留まりました。そして契約成立、レコーディングへとなりました。

アルバムのプロデュースには同じレコード会社の『Ten』ゲイリー・ヒューズ(Gary Hughes)がヒューゴと共同で担当しました。

1997年、ヒューゴのファーストソロアルバム『Hugo』がリリースされました。

 

01.Intro

02.We'll Find A Way

03.Walk Away

04.So Many Tears Ago

05.Crazy

06.All That You Wanted

07.All The People You Love

08.If You're Ever Lonely

09.Desire

10.Standing Alone

11.A Tear In L.A.

 

レコーディングには『Ten』のメンバーヴィニー・バーンズ(Vinny Burns,g)グレッグ・モーガン(Greg Morgan,ds)ジェド・ライランズ(Ged Rylands,key)、そしてゲイリー・ヒューズもベース・プレイヤーとして参加しています。

 

ヒューゴのヴォーカルはジャーニーのスティーヴ・ペリーによく似ています。

 

シンフォニックなイントロに続いて、ヴィニーの澄み渡ったギターが聞こえてきます。そしてヒューゴのくぐもった声のヴォーカルへと進みます。2曲目、3曲目へとメロハー全開です。ヒューゴのヴォ―カルもハイトーンまでカバーしています。ジャーニーのようなアリーナ・ロックに近いロックです。

4曲目のバラードなどを聴くと、ヒューゴのハスキーな声がよく似合っています。8曲目の「If You're Ever Lonely」などは『Ten』を思わせます。

 

この後、2000年に『Time on Earth』、2004年に『Fire In The Night』をそれぞれリリースします。

 

 

この2作ともファーストアルバム程の出来には無かったように思います。

 

結局、この後の消息は今のところ不明です。

 


Hugo " We'll Find A Way "


Hugo - Walk Away


All The People You Love by Hugo Valenti


Hugo - If You're Ever Lonely

 

それでは今日はこの辺で。