今日の「聴き比べ」は若大将・加山雄三の『幻のアマリリア』です。
この曲は東宝映画『若大将シリーズ』の11作目、1967年の『ゴー!ゴー!若大将』の挿入歌です。スポーツはラリーと駅伝。
映画の中でこの曲は2回歌われますが、2回とも歌詞が違うのです。レコード化されたのは2回目に歌った歌詞の方です。映画版もなかなかいいのですが、もう長いこと聴く機会がありませんでしたが、便利な時代になりました。YouTubeで見つけました。
幻のアマリリア(映画版)
作詞:岩谷時子
名も知らぬ街角で 空を見つめていた
あの娘のことばかり 思い出す夕ぐれ
星を探しているのなら 言えばいいのに…
僕の肩の梯子に 乗れば手が届くよ
夢に見た昨日から 冷たい雨が降り
あの娘のことばかり 思い出す夕ぐれ
風に手紙を出すのなら 言えばいいのに…
僕が書いてあげよう よく似合う言葉で
幻のアマリリア(レコード版)
作詞:岩谷時子
雪のふる湖に ひとりでぼくを待つ
幻のおとめよ いとしのアマリリア
かなしみにぬれる灯 かきたてながら
小さな舟うかべて 君のもとに行こう
凍りつくこの指を 君の膝にのせて
ぼくを抱いておくれ やさしいアマリリア
ささやかな一つの夢も はかなく消えて
つたう頬の涙を 君だけに見せよう
たそがれの湖に いつでもぼくを待つ
月の光よりも きれいなアマリリア
むなしい幸せを捨てて 君とふたりで
氷の花を摘めば ながれゆく夜霧よ
演奏はハプニングス・フォーです。
映画の場面。懐かしい!
★ゴー!ゴー!若大将 - trailer☆ ♪ 幻のアマリリア・別れたあの人♪
この曲を奥村チヨちゃんがカバーしました。こちらはCDまで買ってしまいました。
バックはレオ・ビーツです。レオ・ビーツは里見洋を中心としたラテン系のグループサウンズでした。
このCDには奥村チヨが歌った「恋のフーガ」などもあるのですが、残念ながら映像がありません。ピーナッツとの聴き比べを書こうと思ったのですが残念です。
熱狂的な加山雄三ファンだった中学生時代を思い出しました。
それでは今日はこの辺で。