今朝、またしても大きなニュースが飛び込んできました。エディ・ヴァン・ヘイレンがとうとう逝ってしまいました。癌との闘いに苦しんだ末の最期でした。65歳でした。早すぎました。
兄のアレックスと共に結成したヴァン・ヘイレンはアメリカのHM/HR界にとてつもなく大きな功績を残したバンドです。
エディは「ライトハンド奏法」いわゆるタッピング奏法で有名になりました。私も友人に教わりました。
1978年のヴァン・ヘイレンのデビュー・シングル、キンクスの「ユー・リアリー・ガッド・ミー」のカバーには思わず唸りました。その後もバンドは続々とヒットを飛ばし、1000万枚以上を売り上げるアルバムも出すなど、ロック界のスーパースターにのし上がりました。歴代のヴォーカリストもデヴィッド・リー・ロス、サミー・ヘイガー、ゲイリー・シェロンなどを輩出しました。もうこれでヴァン・ヘイレンも実質上の解散です。偉大なるギタリストがまた一人いなくなりました。
最近、訃報が多く悩ましいです。エディも65歳。早い!
心よりご冥福をお祈りいたします。合掌。
さて、今日の「この人の、この1枚」はエア・サプライ(Air Supply)の『ロスト・イン・ラブ(Lost in Love)』です。
生前整理中に出てきました。買った時の記憶は残っていません。ただこの「ロスト・イン・ラブ」という曲は聴けば「あ~、そうか」とすぐに思い出すほど売れて、よくかかっていた曲です。
エア・サプライはオーストラリアのバンドで、この「ロスト・イン・ラブ」がヒットするまでは世界では知られていませんでした。地元のオーストラリアでは人気バンドだったらしいです。
結成は1976年。
グラハム・ラッセル(Graham Russell,g,p,vo)
ラッセル・ヒッチコック(Russell Hitchcock,vo,perc)
マーク・マックエンティ(Mark McEntee,g)
エイドリアン・スコット(Adrian Scott,key,vo)
ジェレミー・ポール(Jeremy Paul,b,vo)
ジェフ・ブラウン(Jeff Browne ,ds)
でした。
その後メンバーチェンジを行い、1980年当時は
グラハム・ラッセル(Graham Russell,g,p,vo)
ラッセル・ヒッチコック(Russell Hitchcock,vo,perc)
デヴィッド・モイス(David Moyse,g,b)
フランク・スミス(Frank Esler-Smith,key)
ラルフ・クーパー(Ralph Cooper,ds)
となりました。
グラハムとラッセルが不動のメンバーです。この二人のデュオと言ったほうがいいかもしれません。
1977年にデビューアルバムを発表し1979年までに4枚のアルバムをリリースしています。本国ではまずまずの売れ行きでした。4枚目のアルバムの中に「ロスト・イン・ラブ」が収録されていました。この曲がシングルカットされ本国で13位になりました。
そして1980年に「ロスト・イン・ラブ」を再録音してリリースしました。そしてこの曲を含んだアルバム『ロスト・イン・ラブ(Lost in Love)』がアメリカのビルボードで3位になるヒットになり、世界中に広がりました。
Side A
1.Lost In Love
2.All Out Of Love
3.Every Woman In The World
4.Just Another Woman
5.Having You Near Me
Side B
1.American Hearts
2.Chances
3.Old Habits Die Hard
4.I Can't Get Excited
5.My Best Friend
A2、A3もシングルで大ヒットとなりました。
このアルバムでエア・サプライの名前は世界中に轟きわたりました。
爽やかの一言に尽きます。この時期流行っていたAORの流れです。ウエストコースト・サウンドに通じるものがあります。
その後もヒットアルバムを出し続けたのでしょうが、私はこの1枚しか買っていませんでしたので、詳細は分かりません。
生前整理をしているといろいろなレコードが出てきます。
Lost in love-Air Supply lyrics
All out of love - Air Supply (With Lyrics)
Every Woman In The World - Air Supply [Lyrics]
それでは今日はこの辺で。