Flying Skynyrdのブログ

映画や音楽、本についての雑文

聴き比べ ジュリーの『時の過ぎゆくままに』

今日の「聴き比べ」はジュリーこと沢田研二『時の過ぎゆくままに』です。

 

ジュリーがザ・タイガースの解散、PYGの結成~解散を経て、ソロになって14枚目のシングルです。これまでにも『危険なふたり』『追憶』などのヒット曲を飛ばしてきましたが、この曲は彼の最大のヒット曲になりました。

 

この曲が印象に残っているのは当時のテレビドラマ悪魔のようなあいつの主題歌だったからです。ジュリー主演のこのドラマは3億円事件を題材にしたドラマでした。1975年の放映です。この年の12月で3億円事件も時効を迎えようとしていました。そんな時のドラマだったので余計に興味深かったのでしょう。実際のドラマは現実とは大きくかけ離れたものだったと記憶しています。

ジュリーも今の姿とは違って、ヴィジュアル系ど真ん中のいい男そのものでした。

ただ、この当時、私は下宿生活をしており、部屋にテレビもなかったのでどこで観ていたのか不思議です。おそらく友人宅で観ていたのでしょうが、記憶が跳んでいます。

いずれにしてもこのドラマにはこのテーマ曲が何故かぴったり嵌っていたのでした。作詞は阿久悠、作曲はスパイダースの大野克夫でした。

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時の過ぎゆくままに 

作詞:阿久 悠

作曲:大野克夫

 

 

あなたはすっかりつかれてしまい

生きてることさえいやだと泣いた

こわれたピアノで想い出の歌

片手でひいてはためいきついた

 

時の過ぎゆくままにこの身をまかせ

男と女がただよいながら

堕ちてゆくのもしあわせだよと

二人つめたいからだ合わせる

 

からだの傷ならなおせるけれど

心のいたではいやせはしない

小指に食い込む指輪を見つめ

あなたは昔を思って泣いた

 

時の過ぎゆぐままにこの身をまかせ

男と女がただよいながら

もしも二人が愛せるならば

窓の景色もかわってゆくだろう

 

時の過ぎゆくままにこの身をまかせ

男と女がただよいながら

もしも二人が愛せるならば

窓の景色もかわってゆくだろう 

 


沢田研二/時の過ぎゆくままに (1975年) 視聴No.33

 

この曲は多くの人にカバーされています。山崎ハコちゃんもカバーしていますが、残念ながら映像がありません。

甲斐よしひろがカバーしています。これはカッコいい。甲斐よしひろはジュリーが好きなんでしょうか、以前にも他の曲をカバーしていました。


甲斐よしひろ「時の過ぎゆくままに」

 

その他にもたくさんいるのですが、どれもいまいちピンときません。この曲はやっぱりジュリーでしょうか。

 

それでは今日はこの辺で。