今日の「この人の、この1枚」はジョン・ウェスト(John West)の『パーマネント・マーク(Permanent Mark)』です。
ジョン・ウェストはご存じ、アーテンション(Artension)やロイヤル・ハント(Royal Hunt)のヴォーカリストです。
1996年にヴィタリ・クープリ(Vitalij Kuprij,key)らが結成したアーテンションに参加し、ファースト・アルバムをリリースした翌年、最初のソロ・アルバムをリリースします。『Mind Jurney』です。ジョン・ウェストの迫力満点のヴォーカルがいかんなく発揮されたアルバムです。中身はアーテンションの延長線上で、ネオ・クラシカルなメロディアスなヘヴィメタです。
アーテンションの活動と並行して、ソロ・アルバムも製作し続けます。1998年にはセカンド・アルバム『Permanent Mark』をリリースします。
01.Permanent Mark
02.Restless Heart
03.High Speed Life
04.The Burning Times
05.Pariah
06.Revolutionary
07.Destiny
08.History's The Future
09.Ship Of Dreams
10.Iron Horses
パーソナルは
Vocals – John West
Bass – Barry Sparks
Drums – Shane Gaalaas
Guitar – Jeff Kollman, Scott Stine, James Murphy
Keyboards – Lonnie Park, Bobby Twining
プロデュースはJohn West, Mike Varneyです。
このアルバムではジョン・ウェスト色が一段と強まり、ジョンのヴォーカルは冴え、叙情的なメロディにも磨きがかかっています。このアルバムの目玉はジョンのヴォーカルの他に3人のギタリストが参加していることです。
ジェフ・コールマンはEdwin Dareのメンバーでソロ・アルバムも3枚リリースしています。
スコット・スタインはCrimenyのメンバーでソロ・アルバムも1枚リリースしています。
もう一人、ジェイムス・マーフィーは前作でも参加していました。
ジェイムスは1曲のみの参加ですが、二人のギターバトルは壮絶です。
隠れた名盤ではないでしょうか。
ジョンは1998年からD.C クーパーに代わってロイヤル・ハントにのヴォーカリストも掛け持ちします。
この後、2002年に3作目、2006年に4作目をリリースしています。
3作目の『Earth Maker』ではヴィタリ・クープリがゲスト参加しています。その他ハルフォードのメンバーやアーテンションのメンバーも参加しています。
それでは今日はこの辺で。