今日の「この人の、この1枚」はバート・ヤンシュ(Bert Jansch)の『自画像(Jack Orion)』です。
以前、ペンタングル(Pentangle)の記事を書いたので、この人のことも書いたつもりになっていましたが、書いていませんでした。
バート・ヤンシュはペンタングルのオリジナル・メンバーです。フォーク、トラディショナルのスコットランド出身のギタリストです。
1960年代中頃から音楽活動を始め、1965年に最初のソロアルバム『バート・ヤンシュ(Bert Jansch)を発表します。すぐさま、2枚目、3枚目をリリースしました。その3枚目が『Jack Orion』でした。1966年でした。
この後にジャックはジョン・レンボーン(John Renbourn)と運命的な出会いをし、二人でギター・デュオを結成。そこにダニー・トンプソン、ジャッキー・マクシー、テリー・コックスらが加わってペンタングルを結成したのです。
このアルバム『Jack Orion』が日本で発売されたのは1972年になってからでした。タイトルに『自画像』と付けられました。イギリスのトラディショナル・フォークのバンドが日本でも注目されるようになったくらいからバート・ヤンシュも日の目を見たのでした。一部の熱狂的なファンに支持されていました。
バート・ヤンシュは2011年に67歳で亡くなっています。
Jack Orion
Side A
1.The Waggoner's Lad
2.The First Time Ever I Saw Your Face
3.Jack Orion
Side B
1.The Gardener
2.Nottamun Town
3.Henry Martin
4.Black Water Side
5.Pretty Polly
Bert Jansch - g,banjo,vo
John Renbourn - g
プロデュースはBill Leaderです。
全編アコースティック・ギターの弾き語りです。大半はトラディショナルです。
それでは今日はこの辺で。