今日の「この人の、この1枚」はジェイムズ・コットン・バンド(James Cotton Band)の『Live & On The Move』です。
ジェイムズ・コットンは1935年、ミシシッピ州ミシシッピ州チュニカで生まれた、ブルース・ハープ奏者・シンガーです。
子供のころに聴いたサニー・ボーイ・ウィリアムソンⅡのハーモニカを聴いて音楽に興味を持ちました。9歳のころ実際に彼に会ってハープを教わりました。
1950年代にはメンフィスでハウリン・ウルフのバンドで演奏しました。その後シカゴに移り、マディ・ウォーターズのバンドに参加します。
1966年には『Chicago/The Blues/Today!』というコンピレーション・アルバムにジミー・コットン・ブルース・カルテットの名前で5曲録音しています。
そして、1967年に自身のバンド「ジェイムズ・コットン・ブルース・バンド」名義で初のアルバム『The James Cotton Blues Band』をリリース。続けて個人名義で『Cut You Loose!』をリリースします。
1974年にはバンド名を「ジェイムズ・コットン・バンド」に変えてアルバム『100% Cotton』をリリースします。このアルバムでジェイムズ・コットンの実力はアメリカ中に知れ渡りました。そして1976年に通算8枚目のアルバムとして、ライヴアルバム『Live & On The Move』をリリースしたのです。
Live & On The Move
Side A
1.Cotton Boogie
2.One More Mile
3.All Walks Of Life
4.Born In Missouri
5.Flip Flop & Fly
Side B
1.Mojo
2.Rockett 88
3.Goodbye My Lady
4.I Don't Know
5.Caldonia
Side C
1.Boogie Thing
2.Good Morning Little School Girl
3.Oh Baby You Don't Have To Go
4.Help Me
Side D
1.Hot 'N' Cold
2.Teeny Weeny Bit
3.Blow Wind Blow
4.How Long Can A Fool Go Wrong
メンバーは
Bass Guitar – Charles Calmese
Drums – Ken Johnson
Keyboards – Mike "Captain Z" Zaitchik
Lead Guitar – Mat "Guitar" Murphy*
Lead Vocals, Harmonica – James Cotton
Saxophone – George T. Gregory
プロデュースはAl Dotoliです。
コネチカット州ウィリマンティックのシャブーインでのライヴで、詳しい日時はわかりません。迫力あるヴォーカルとハープを十分堪能できるアルバムです。
ジェイムズ・コットンは2017年に肺炎で亡くなりました。
ライヴの映像が1曲しかありませんでした。
それでは今日はこの辺で。