先日のキネ旬シアターは『悪い夏』でした。

原作:染井為人『悪い夏』
監督:城定秀夫
出演:北村匠海、河合優実、伊藤万理華 、毎熊克哉 、窪田正孝
製作:2025年 日本
真面目な公務員がふとしたきっかけで犯罪に巻き込まれ、転落していく姿を描いた染井為人原作の小説の映画化です。
真面目で気の弱い性格の佐々木は市役所の福祉政策課にケースワーカーとして勤務しています。ある日、彼は先輩同僚が生活保護を受給しているシングルマザーに生活保護の受給打ち切りを仄めかし肉体と金銭を要求しているという話を女性の同僚から聞きつけます。

佐々木はその話の真偽を確かめるために同僚と共に彼女の家を訪ねるのですが、彼女はしらばっくれます。その時に彼女の子供にクレヨンを買ってあげる約束をしたのです。その夜、クレヨンをもってアパートを訪ねるのですが、この親子との交流が始まったことにより、そこから思わぬ展開が待ち受けているのです。

この映画のストーリー、どうしたわけか既に見たか、読んだかしていた、気がしたのです。結末までわかっていました。が、それがなんだったのかどうしても思い出せません。以前に映画化された記録もないし、ましてや小説を読んだ記憶もありません。この既視感はなんなのでしょう。映画を見ている間ずっと気になっていました。記憶力の減退が恨めしいです。
映画の方はというと、生活保護の不正受給に絡んで金儲けをしようというクズのような人間どもの、吐き気を催す物語です。なんとも後味の悪い映画でした。

まだ思い出せません。本棚にもこの小説が見当たらないということは読み終わって売ってしまったのかな~。
それでは今日はこの辺で。
