Flying Skynyrdのブログ

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ブルースロックの後継者たち 80年代以降 ③ Walte TroutとCoco Montoya

ウォルター・トラウト(Walter Trout)とココ・モントヤ(Coco Montoya)

 

今日はブルースロックの後継者の第3弾でウォルター・トラウト(以下、WT)とココ・モントヤ(以下、ココ)について書いてみます。

 

ウォルター・トラウト

ウォルター・トラウトは今年66歳です。後継者というのも変ですが、かといって先駆者でもありませんので、第2世代ということでここで取りあげてみました。

彼は1960年の後半から既に活動を開始していますが、目立った活躍はありませんでした。1981年にボブ・ハイトに代わってキャンド・ヒートに加わります。その後ジョン・メイオールに誘われてブルース・ブレーカーズに参加します。この時ブルース・ブレイカーズにはココ・モントヤが在籍していました。二人はしばらく一緒にプレイします。

しかし、1989年にグループを去り自身のバンドを結成します。そして1990年にファーストアルバムをリリースします。『Life In The Jungle』です。

なぜかイギリスでデビューしました。このアルバムはライブ音源を交えた形になっていますが、そのライブ音源が凄いです。ジミヘンの「Red House」やジョン・リ・フッカーの曲などウォルターのギターが炸裂します。スタジオでもバディ・ガイのカバーやオリジナルでもブルース満載です。

その後はほぼ1年に1作のペースで2000年までコンスタントに質の高いブルースアルバムを発表し続けていました。

    Positively Beale Street

ここまではマイナーレーベルからのリリースで今では手に入りづらいものもあります。

物によっては凄く高価になっているものもあります。私はなんとか安いものを見つけて買いましたが、まだ買い残したものもあります。

デビュー盤とこれ以降はメジャーレーベルから出ています。

  Face the Music: Live on Tour 

このあとウォルターは自身のバンド名を「Radicals」と命名します。

 そして、またバンド名を無くし、次に『Full Circle』を発表します。約3年ぶりになります。

このアルバムには、ジョン・メイオール、ジョー・ボナマッサ、バーナード・アリソン、ジェフ・ヒーリー、それにココ・モントヤなど、これから取りあげようと思っているアーティストも参加して、アルバム名義もウォルター・トラウトとフレンズとなっています。メンバーを見ただけで悪いわけがありません。

その後も比較的コンスタントにアルバムを出し続けています。

    

 この中の最後のアルバムは2014年発表ですが、この前あたりから体調を崩しているという情報を聞き、心配していましたが、アルバムも出されているので安心していました。ところが去年入手した『Battle Scars』のジャケットとブックレットを見てびっくり。

ジャケットはまだいいのですがブックレットを見ると大丈夫なのかなと思ってしまいます。

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どうやら肝不全を患って、肝移植手術を受けたようです。まさに「肝不全との戦い」のアルバムです。

昨今、次々とミュージシャンの訃報を聞く中、なんとか頑張ってもらいたいです。

幸い快方に向かっているとのことなので一安心です。

それぞれのアルバムにコメントしたかったのですがなにせ数が多いので省略させてもらいました。

それにしてAmozonで彼のアルバムを見ても、キャリアの割にはコメントが極めて少ないです。ありません。日本ではほとんど人気なしですね。不思議です。

 

ココ・モントヤ

ココ・モントヤはウォルター・トラウトのところでも書きましたがブルース・ブレーカーズに長い間在籍していました。もともとはアルバート・コリンズのバンドでドラムを叩いていました。アルバートにギターを教わりギタリストに転向して、ジョン・メイオールに見いだされ、ブレイカーズに参加しました。

1994年のブレイカーズのアルバムを最後にグループを去ります。

そして、1995年ソロデビューを果たします。

ファーストアルバムは『Gotta Mind To Travel』です。

このアルバムには、ジョン・メイオール、アルバート・コリンズ、アル・クーパー、マイク・フィニガン、そして最近私も気になっているデビー・デイヴィーズもゲスト参加しています。そうそうたる顔ぶれでのデビューでした。ココ・モントヤのブルースは本当に凄いです。ギターもヴォーカルも最高です。この後も全然衰えることなく良質アルバムを出し続けます。アルバートとジョンの楽曲も取り上げています。

次は翌年、『Ya Think I'd Know Better』です。

ここではウォーレン・ハインズ(Gov't Mule,Allman Brothers)の曲を取り上げています。これが最高なんです。もちろん他の曲もいいですが。アルバートの曲も演ってます。

次は『Just Let Go』です。1997年です。

幾分R&B色が強まってきている感じがします。相変わらずアルバートの曲は取り上げています。

次はちょっと間が空いて2000年、『Suspicion』です。

本当に安心して聴けます。代わり映え無いと言ってしまうとそれまでですが、何度聴いても飽きないし、自然と体が揺れています。

続いてまたちょっと間が空いて2002年、『Can't Look Back』です。

ここのところの何作かに共通して言えますがR&B、ソウルの傾向が強くなっています。が、それがあまり気にならなりません。

次は2007年まで空きます。『Dirty Deal』です。

このアルバムではリトルフィートのメンバーがプロデュースと演奏で参加しています。

そのせいかこれまでとはちょっと違った雰囲気を醸し出しています。リトルフィートミュージックという感じ。しかしながらブルースのカバーではギターとヴォーカルの冴えは相変わらずなので特に気にはなりません。

次が2010年、『I Want It All Back』です。

このアルバムのプロデュースはブルースマンKeb' Mo'とJeff Parisです。ラストでジャクソン・ブラウンの曲を取り上げているのには驚きました。全体的には初期のようなブルースフィーリングはあまりありません。Jeff Parisの影響かもしれません。

次は2014年に2枚組ライブ『Song From The Road』です。Rufレコードのライブシリーズです。

これは聴きごたえがあります。ブルースあり、R&Bありです。この人はやっぱりライブが似合います。

 

以上、二人を見てきましたが、いつものように最後は駆け足になってしまいました。

ココ・モントヤは今年も出しているみたいですが買っていないので、コメントしませんでした。ココ・モントヤもウォルター・トラウト同様、Amozonでの書き込みが極めて少ないです。人気ないんですね。

 

それではこの辺で。