Flying Skynyrdのブログ

映画や音楽、本についての雑文

『ノラ・ジョーンズ(Norah Jones)/Come Away With Me』を聴く

先日、CD漁りで出かけ、disk union他では収穫なしで、たまたまブックオフに立ち寄ったところ、100円CDがさらに2割引きになっていました。

この手のバーゲンセールには大体において欲しいものは無いので、期待もせずに見ていたのですが、いやいや結構な掘り出し物がありました。

その中から今日はノラ・ジョーンズ(Norah Jones)/Come Away With Me』を紹介します。税込み86円です。その辺を考慮に入れて。

 

実はノラ・ジョーンズについては、デビューしたころから気になっていて、買おうか買うまいか迷っているうちに十数年が経ってしまいました。彼女はあのシタール奏者のラヴィ・シャンカールの娘です。ジョージ・ハリソンの映画『バングラディッシュのコンサート』にも出演しており、ビートルズにも多大な影響を与えた人です。

その娘がジャズ・ヴォーカリスト、ピアニストでデビューし全世界で2000万枚を超えるような大ヒットアルバムを出したということで、聴いてみたいと思ったのですが、なにしろ天邪鬼の当方は、あまりに売れると逆に遠ざけるという変な性格をしているもので、全く聴かずに今まで来てしまいました。

そして今回、86円ならということで、収納がちょっと心配になりましたが買ってしまいました。

 

 

01.Don't Know Why

02.Seven Years

03.Cold, Cold Heart

04.Feelin' the Same Way

05.Come Away with Me

06.Shoot the Moon

07.Turn Me On

08.Lonestar

09.I've Got to See You Again

10.Painter Song

11.One Flight Down

12.Nightingale

13.The Long Day Is Over

14.The Nearness of You

 

プロデュースはアリフ・マーディン(Arif Mardin)です。

ノラ・ジョーンズがピアノとヴォーカルを担当。同じバンドメンバーだったリー・アレクサンダー(Lee Alexander,b)、ジェシ・ハリス(Jesse Harris,g)、ダン・ライザー(Dan Rieser,ds)を中心にその他のセッションマンを加えてのレコーディングです。

 

何しろグラミー賞で8部門で受賞、ビルボードのジャズアルバムで143集連続1位の記録も達成した、驚くべき、恐ろしきアルバムです。

 

中身はジャズというよりはポップスにも近いような曲調が多いです。もう少しジャジーな曲を期待していたのですが、ちょっと違いました。

それでも声はとても柔らかく素晴らしいし、演奏もジャズフィーリングたっぷりで、大ヒットして理由がわかるような気がしました。

アルバムの内6曲がシングルカットされ、特に01は大ヒットしたようです。ジャズのアルバムでこれほどのヒットをするのは本当に珍しいのではないでしょうか。

 

ただし、ジャズヴォーカルというカテゴリーに収めるのはちょっと無理があると思います。ジャンルを特定するのは難しそうです。このようにジャンル不特定の音楽というのもいいものです。

 

このアルバムを聴いていると、とてもゆったりとした気分に浸れます。09のバラードなどは思い切り歌の世界に引き込まれるような感じです。

どうして今まで手を出さなかったのかと、ちょっと後悔しています。86円なら拾い物もいいとこです。またそれ以降のアルバムも安売りしているかもしれません。見つけたら即買いでしょう。

 

今回、この他にも掘り出し物がいっぱいあったのです。ブックオフもバカにできません。

その他のアルバムはいずれまた紹介します。

 


Norah Jones - I've Got To See You Again (HD/HQ Audio)

 


One Flight Down - Norah Jones (lyric video)

 


Norah Jones - Don't Know Why

 

それでは今日はこの辺で。