タブ・ベノワ(Tab Benoit)は1967年、アメリカルイジアナ州生まれのブルースロック・ギタリストです。
この人も日本での知名度は低いと思います。ブルースロック新世代に属するギタリスト兼ヴォーカリストです。
20歳の頃にはトリオを組みニューオリンズなどで演奏を開始しました。そしてJustice Recordsと契約し、1992年にファーストアルバム『Nice And Warm』をリリースしました。
01.Nice And Warm
02.Open Book
03.So High
04.I Put A Spell On You
05.Bone Pickin'
06.Shining Moon
07.The Killing Floor
08.Up And Gone
09.She's Out There Somewhere
10.Drownin' On Dry Land
11.Down In The Swamp
12.Voodoo On The Bayou
13.Rambling On My Mind *
*はボーナストラック
パーソナルは
タブ・ベノワ(Tab Benoitg,vo,harmonica)
スティーヴ・ベイリー(Steve Bailey,b)
グレッグ・ビソネット(Gregg Bissonette,ds)
ポール・イングリッシュ(Paul English,p,organ)
13のピアノはドクター・ジョン(Dr.John)、ベースはダグラス・ポッター(Dauglas Potter)です。
プロデュースはランドール・ジャメイル(Randall Jamail)です。
04はジェイ・ホーキンスでCCRなどでもおなじみの曲。重厚な演奏です。
06はライトニン・ホプキンスの曲。
07はチェスター・バーネットの曲で、マイク・ブルームフィールドのエレクトリック・フラッグなどもカバーしています。
09はバディ・ガイです。
10はアラン・ジョンズとアル・ジャクソンの曲でもはやトラディショナルです。ファビュラス・サンダーバードもカバーしていました。
13はおなじみロバート・ジョンソンです。
オープニングからスローなマイナーブルースでいきなり引き込まれます。
04の「I Put A Spell On You」はこのアルバムの白眉ともいえる演奏です。
この後も良質なアルバムを出し続けています。もう50歳ですから若くはありませんが、ブルースマンとしてはまだまだ若手のうちです。頑張ってもらいましょう。
Tab Benoit - i put a spell on you_
Tab Benoit - Drowning on Dry Land
それでは今日はこの辺で。