Flying Skynyrdのブログ

映画や音楽、本についての雑文

この人の、この1枚『エルヴィン・ビショップ(Elvin Bishop)/The Elvin Bishop Group』

今日の「この人の、この1枚」は再びアメリカに戻り、エルヴィン・ビショップ(Elvin Bishop)のファースト・アルバム『Elvin Bishop Group』です。

 

この人も『ブルースロックの名手たち』で取り上げたアーティストです。

lynyrdburitto.hatenablog.com

 

ポール・バターフィールド・ブルース・バンド(The Paul Butterfield Blues Band)のギタリストで、マイク・ブルームフィールド(MIke Bloomfield)が抜けた後はリード・ギタリストになりました。そのあたりの経緯はポール・バターフィールド・ブルース・バンドの記事で触れました。

 

lynyrdburitto.hatenablog.com

1968年に脱退してエルヴィン・ビショップグループ(Elvin Bishop Group)を結成します。この年、アル・クーパー(Al Kooper)マイク・ブルームフィールドによるフィルモアでのライヴに体調不良を訴えたマイクのピンチ・ヒッターで「No More Lonely Nights」を演奏しました。

 

この年、ファースト・アルバム『The Elvin Bishop Group』フィルモア・レコードからリリースします。

f:id:lynyrdburitto:20200709095853j:plain   f:id:lynyrdburitto:20200709095923j:plain

 

Side A

1.The Things That I Used To Do

2.Tulsa Shuffle

3.Sweet Potato

 

Side B

1.How Much More

2.Dad Gum Hide Ya, Boy

3.Honey Bee

4.Prisoner Of Love

 

バンドのメンバーは

エルヴィン・ビショップ(Elvin Bishop ,g,vo)

アート・スターヴォ(Art Stavro ,b)

ジョン・チェンバース(John Chambers ,ds)  

アップルジャック(Applejack ,harmonica)

ティーヴ・ミラー(Steve Miller ,org)

その他にアルバート・ギアンクイント(Alberto Gianquinto,p)が参加しています。

オルガンのスティーヴ・ミラーはあのスティーヴ・ミラーではありません。

 

 

プロデュースはデヴィッド・ロビンソン(David Rubinson)です。

 

A1はジャズ・ドラマー、エルヴィン・ジョーンズの曲です。ここでのビショップのギターが鋭いです。

A2はビショップの曲でインストナンバー。

A3もビショップ。ブルースどっぷりです。

B1はJ.Bルノアーのブルース・ナンバー。

B2はBrownley Guy Jr.の曲。おふざけナンバー。

B3はビショップ。

B4はパーシー・メイフィールドの曲。


随所にエルヴィン・ビショップの歯切れのよいブルース・ギターが聴かれて、隠れたブルース・ロックの名盤になっていると思います。

 

次にエルヴィン・ビショップは自分のヴォーカルの弱さを埋めるためか、女性ヴォーカルを採用します。それは次回ということで。

 


Elvin Bishop Group - The Things That I Used To Do


Elvin Bishop Group - Tulsa Shuffle


Elvin Bishop Group - Sweet Potato


How Much More by Elvin Bishop

 

 それでは今日はこの辺で。