Flying Skynyrdのブログ

映画や音楽、本についての雑文

『ニッキ・パロット(Nicki Parrott)』いいね

 

 昨日から引き続きHMVから届いたCDの内、今日は

『Nicki Parrott(ニッキ・パロット)/The Last Tume I Saw Paris(思い出のパリ)』

を紹介します。

私が彼女を知ったのは、以前のブログでも書いた「シェルブールの雨傘」を唄っているのをYou-Tubeでたまたま見つけて、いいな、その内機会があったら買ってみようかなと思っていました。それが先日、近所のジャズ喫茶に行ったときに、偶然彼女のCDがかかっていたのです。ジャズ喫茶のマスターも好きとのことで、これはいよいよ買わなければと、帰宅してネットで探しましたが、さすがに中古盤はなく、しかたなく新品を探しました。最近はよほどのフェバリット・ミュージシャンでない限り、新品でレコード、CDを購入することがありません。無収入者の悲しい性です。ですが、今回は比較的廉価な新品をHMVで見つけて購入すました。

内容は実にいいです。タイトルが示すように、パリの雰囲気満載です。シャンソンエディット・ピアフイヴ・モンタンetc)やミッシェル・ルグラン(「シェルブールの雨傘」「風のささやき」「ロシュフォールの恋人」etc)などをジャズ風にアレンジして歌っています。彼女はベーシストなのでベースを弾きながら歌うところを想像するだけで楽しいです。どちらかというとダイアナ・クラールDiana Krall)(クラールはピアノですが)のような雰囲気です。ニッキのCDは数多く発売されているので揃えるのは無理ですがももう1枚位欲しいところです。

発売されているレーベルはヴィーナスレコードです。日本のレーベルです。私も何枚かこのレーベルのCDを持っていますが、ムーディーなジャズが多いようなイメージがあります。

 

『The Black Keys』

本日HMVから届いた4枚のCDの内から今日は

『Brothers/The Black Keys』

を紹介します。

ブラック・キーズはアメリカ・オハイオ州出身の2人組です。

ダン・オーバック(g)、パトリック・カーニー(ds)という変わった編成です。

このアルバムは2010年発表、通算6枚目です。このアルバムも次のアルバムも全米で100万枚の売り上げを記録し、グラミー賞で4部門の受賞を果たしている(2013年)ように、海外では相当な人気者です。

ブルースロックというカテゴリーで見つけて購入したのですが、どうやら私の描いていたブルースロックのイメージとは違ったみたいです。2人組のブルースロックと言うと

The White Stripes"というグループがいますが、彼らのアルバムも2枚ほど同じ理由で購入したのですが、やはり同じ印象を受けました。

 

そこで考えたのですが、ブルースロックを私のように古い人間が昔のイメージで捉えると間違いが生じるということです。ブルースロックの現代の解釈はこういう音楽も含まれるということなのでしょう。そんなカテゴリーはどうでもいいんですが、初めて購入する際の判断の一つになるのは確かなわけですから難しいです。特に私のように、このグループ、人物はどんな音を出し、どんなメロディを書くのかなと想像しながら、レコードやCDを購入する人間にとっては、ブルースっぽいのか、カントリーっぽいのか、ハードなのかソフトなのかとかというのは最低限必要な情報なのです。

話が逸れてしまいましたが、このグループ、イメージはちょっと違いましたが、これはこれでいいです。昔のヘヴィロックのような一面もあるし、ちょっとハードな面もあるし、ちょっとメロディアスなところもあるしで、70年代の音を感じさせるところがブルースロックの範疇に入るのかもしれません。全体的にはガレージ、オルタナティヴというところでしょうか。

機会があったらもう少し買ってみようかと思います。

今日届いた他の3枚については後日報告します。

 

『ブルックリン』を観る

今日のキネ旬シアターは『ブルックリン』です。

監督:ジョン・クローリー

主演:シアーシャ・ローナン

2015年 アイルランド、アメリカ

 ストーリーは1950年ごろ、アイルランドの田舎町で育ったエイリシュは碌な働き場所もなく希望をなくしていましたが、最愛の姉が知り合いの神父の紹介でアメリカはニューヨーク・ブルックリンのデパートへの就職口を紹介してくます。エイリシュは不安と希望を抱きながらニューヨークへと渡ります。しかし、内気なエイリシュは仕事にも寮生活にも馴染めず激しいホームシックに襲われます。そんな時、例の神父に夜間大学で簿記を習うことを勧められます。彼女は勧められるまま勉強に精を出します。少しずつ都会の生活にも慣れ、自信もついてきた頃、あるパーティーでトニーというイタリア系の青年に出会いやがて愛し合うようになります。そんな時、故郷から最愛の姉の死の知らせが入ります。悲しみに暮れるエイリシュは帰省することにします。トニーは帰省する前に結婚しようと懇願し、彼女もそれを受け入れましたが、それは二人だけの秘密にして旅立ちました。

故郷に帰ると、誰もが歓迎してくれ、かつての親友が自分の婚約者の友人を紹介してくれました。その友人は昔からの知り合いであったが、立派な男性に成長していて次第に彼女はその友人に惹かれるようになっていき、彼の裕福な両親にも招待されるようになっていきました。当然彼が結婚望んでいることはわかりましたが、彼女は悩みます。トニーとの結婚も後悔するほどになっていきます。しかし、彼女のかつての意地悪な雇い主が彼女がイタリア人と結婚していることを突き止め、彼女に言います。彼女はその時、かつて田舎町の人間関係の煩わしや偏狭さがいやで出て行ったことを思い出し、すでにここは自分の住む場所ではないと悟り、ニューヨークへと帰る決心をしました。そして自分を待つトニーの元へと戻ります。

この映画はアカデミー賞で作品賞や主演女優賞にノミネートされた他、数々の映画賞を獲得しました。主演のシアーシャ・ローナンも数々の賞を獲得しました。

途中まで見ていて、これは『金色夜叉』の海外版かと、女性の心変わりに昔の苦い思い出がふと頭をよぎったりしました(女性ばかりではなく人間はそういうものかも)。結局は結婚相手のところに戻りましたが、何とも複雑な心境です。

ラストのニューヨークへ戻る船中、かつての自分と同じように不安を抱く女性に、自分の経験談を話し、しっかり頑張りなさいと励ます姿は、もう自分は故郷とは別のところで生きていくのだという決心が力強く現れていて、大きく成長した女性の姿を映し出していました。

蛇足ですが、簿記のことを英語でBOKIと発音していたのには驚きました。

 

それと今日は悲しい知らせを知りました。キネマ旬報シアターの観放題サービス(年間パスポート)が4月30日で終了し、継続が出来なくなりました。私の場合は8月で終了ということになりました。採算が合わないのでしょうが残念でなりません。もう、このようなペースで劇場で映画を観ることが出来なくなります。

何とか同じようなサービスを再考していただくことを切に願います。

 

ブルースロックの名手たち 60年~70年代編 ②

今回はブルースロックの第2弾として、イギリスの3大ブルースバンドを取り上げます。

フリートウッド・マックFleetwood Mac)、サヴォイ・ブラウン(Savoy Brown)、チッキン・シャック(Chicken Shack)です。この3つのグループはメンバーが互いに入り乱れ(特にサヴォイ・ブラウンとチッキン・シャック)複雑な関係になってます。また、そこが面白いところでもあるのですが。

 

Fleetwood Mac

当初のメンバーは前回紹介しましたブルース・ブレーカーズに在籍していた、ピーター・グリーン(g)、ミック・フリートウッド(ds)、ジョン・マクヴィ(b)それにジェレミー・スペンサー(g)の4人でした。その後ダニー・カーワンを加え最初の黄金期を迎えます。ファーストアルバム『Fleetwood Mac』のグループ名が "Peter Green's Fleetwood Mac"となっているようにマックはピーター・グリーンのグループでしたがジェレーミー・スペンサーも負けず劣らず頑張っていました。2ndアルバムは『Mr.Wonderful』。これにはあとから紹介するチッキン・シャックのメンバーで後にジョン・マクヴィと結婚するクリスティン・パーフェクトが参加しています。

そしてダニー・カーワンがメンバーに加わって3rdアルバム『English Rose(英吉利の薔薇)』が発表されます。当時としては珍しいトリプル・リードギターです。この中には後にサンタナで大ヒットする「Black Magic Woman(ブラック・マジック・ウーマン)」やシングル・ヒットとなる「Albatross(アルバトロス)」などが含まれています。最初の黄金期でした。私のお気に入りは何といってもダニー・カーワンの「Something Inside Of Me(恋のモヤモヤ)」です。けだるいボーカルとギターが何とも言えません。

      

この後、4thアルバム『Then Play On』を出してピーターが体調不良で突如脱退、実質上これが最後のブルースアルバムとなります。このあと先ほどのクリスティン・パーフェクトが結婚してクリスティン・マクヴィとして正式加入したり、ジェレミー・スペンサー、ダニーカーワンの脱退によりブルース色は完全に薄れていきます。そしてボブ・ウェルチの加入によってよりポップ色の強い音楽を目指します。さらにウェルチに代わりリンジー・バッキンガムスティーヴィー・ニックスが加わって発表された『Fleetwood Mac(ファンタスティック・マック)』続いて『Rumours(噂)』が大ヒットとなりグラミー賞なども獲得しました。その後もメンバー交代を繰り返しながら現在も活動中です。一時期私の大好きなデイブ・メイソン(Dave Mason)もメンバーに加わっていました。私自身はピーター、ジェレミー、ダニーが去った後のマックにはあまり食指は動きませんでした。

 

当時日本では本国でのベストアルバム『Pious Bird Of God Omen(聖なる鳥)』がファーストアルバムと『Pious Bird Of God Omen(聖なる鳥)』を混ぜ合わせた変則形で発売されました。まだまだ日本での知名度が全然低かったという証拠でしょう。当時の日本版は貴重じゃないでしょうか。

 

Savoy Brown

このグループはキム・シモンズ(Kim Simmons)が1965年の結成以来、現在まで一貫してリーダーを務めてきた、いわばワンマンバンドです。メンバーは変遷が激しすぎて書ききれません。最初のグループ名が "Savoy Brown Blues Band"というくらいブルース一辺倒です。

私も数年前まで追いかけていましたが、さすがにこのところ息切れです。彼の不屈の精神には頭が下がります。

特に気に入っているアルバムは

  

『Blue Matter』(1969年)『Raw Sienna』(1970年)『Street Corner Talking』(1971年)あたりでしょうか。やはり初期の作品になってしまいます。

ちなみに1974年の『Boogie Brothes』にはチッキン・シャックのStan Webbとギターの名手Miller Andersonが加わりトリプル・ギターとなりました。この1枚だけですが。

この他に、チッキン・シャックのメンバーでのちにUFOに参加するPaul Raymondなども在籍していました。

もう一度頑張って追っかけてみようかな。

 

Chicken Shack

このグループはサヴォイ・ブラウン同様、スタン・ウェブのワンマンバンドです。

スタン・ウェブはフレディ・キングなどに影響されたブルース・ギタリストで上の2つのグループ同様、マイク・ヴァーノンに見いだされ彼の設立したBlue Hrizonレーベルからアルバムを発表しました。1974年に『Goodbye(グッドバイ・チッキン・シャック)』で一旦活動を休止し、スタン・ウェブはサヴォイ・ブラウンにも参加しますが、その後再び活動を再開しチッキン・シャック名義やスタン・ウェブのソロ名義、また"Stan Webb's Chiken Shack"としてもアルバム発表を続けています。これもサヴォイ・ブラウン同様数年前まで追いかけていましたが息切れしました。頑張ります。

前に書きましたようにクリスティン・パーフェクトも在籍していました。

  商品の詳細 

これら初期の3作はブルースそのものです。

5作目の『Imagnation Lady』あたりからハードロックという感じになってきます。

      

以上、誠に簡単でしたがブリティッシュ・ブルースロック3大バンドでした。

 

第3弾は誰にしようか考えます。

 

 

 

 

ブルースロックの名手たち 60年~70年代編 ①

お気に入りのブルースロックのミュージシャンを思いつくまま取り上げてみようと思います。

ブルースロックといっても別に決まった定義があるわけではありませんし、明確なジャンルとして存在しているわけでもありません(パンクやヘヴィメタルプログレッシブのように)。Wikipediaによると「白人がブルースをロック的なスタイルで表現したもの」とあります。ちょっとそっけないですが簡単に言うとするとそうなりますか。

もともとはイギリスでアレクシス・コーナーやジョン・メイオールなどがブルースを演奏し、それに影響を受けた連中がよりハードに進化させていったのがブルースロックと言われるものでしょうか。当時日本ではそれまでのチャック・ベリーエルヴィス・プレスリーのロックンロールや彼らに影響を受けた初期のビートルズローリング・ストーンズキンクスなどとは区別してニューロックとかアートロックなどと呼ぶ、ブルースやクラシックを基調としたジャンルのようなものを作り上げました。その内、ブルースを基調としたものをなんとなくブルースロックと呼ぶようになったようです。

アメリカの場合は元々カントリーやブルースが根付いていましたのでロックの中にカントリーやブルースを取り込むのは自然だったのでしょう。

ということでわけのわからない定義づけはこの位にして、お気に入りのブルースロックのミュージシャンを紹介します。

 

John Mayal & The Bluesbreakers

ブルースブレーカーズにはたくさんの有名なミュージシャンが在籍しました。思いつくだけでエリック・クラプトンジャック・ブルース、キーフ、ハートレイ、ハーヴィ・マンデル、ローリング・ストーンズのミック・テイラー、フリートウッド・マックのピーター・グリーン、ジョン・マクヴィー、ミック・フリートウッド、などそうそうたるメンバーです。(彼らもその内取り上げます)

アルバムはというとやはりクラプトンとの

Bluesbreakers With Eric Clapton』 です。

この中の1曲目の「All Your Love」を聴いただけでぶっ飛びました。オーティス・ラッシュの名曲ですが、初めてこのLPで聴いてそれ以来、クラプトンとブルースのファンになりました。思い出深い1枚です。

 

The Paul Butterfield Blues Band

このグループにもリーダーのバターフィールドのほかに有名人がいます。マイク・ブルームフィールド、エルヴィン・ビショップ、マーク・ナフタリンなどです。(彼らもその内取り上げます)

好きなアルバムは何といっても

EAST-WEST』です。

この中の「I Got a Mind to Give Up Living(絶望の人生)」は絶品です。ブルームフィールドのギターが泣かせます。日本でもゴールデン・カップスが取り上げていました。

友人のT.T君が学生時代にロックバンドを組んでいて、早稲田の学園祭でこの曲を演奏しました。これまた懐かしい。

 

Cream

ご存じ、クラプトン、ジャック・ブルースジンジャー・ベイカーのスーパートリオ。

クラプトンがヤードバーズ、ブルースブレイカーズを経てたどり着いた場所。当時NHKのテレビでクリームの映像を流していたと記憶しています。

アルバム数は少なくてみんな好きですがその中でも、スタジオとライブの2枚組

Wheels Of Fire(クリームの素晴らしき世界)

やっぱり「White Room」、いいですね。

 

今日のところはこの辺にしておきます。続きはまた次の機会に。

 

キネマ旬報シアター

昨年8月19日にキネ旬シアターの年度会員になり、これまでに結構な数の映画を観ていますが、次々と忘れていくので、この辺でブログを利用して観た映画のタイトルだけでも記録しておこうと思います。学生時代の後悔もあることですし、後で振り返るのも楽しそうです。

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2016年

8月  『野火』

    『JIMI 栄光への軌跡』

9月  『フィッシュストーリー』

    『パガニーニ 愛と狂気のバイオリニスト』

    『ティーパンの闘い』

    『レヴェナント 蘇りし者』

    『みんなのための資本論

10月 『秋のソナタ

    『マネー・ショート 華麗なる大逆転』

    『アイヒマン・ショー 歴史を映した男たち』

11月 『追憶の森』

    『最愛の子』

    『恋に落ちて』

    『バグダット・カフェ』

12月 『ワン・デイ 23年のラブストーリー』

    『夢売るふたり

    『蛇イチゴ

    『ゆれる』

    『鑑定士と顔のない依頼人

    『クリスマスのその夜に』

    『ラースと、その彼女

    『フィフティ・フィフティ』

 

2017年

1月  『ティファニーで朝食を

    『ヒトラー暗殺、13分の誤算』

    『おじいちゃんの里帰り』

    『帰ってきたヒトラー

    『ヒトラーの贋札

2月  『シアター・プノンペン

    『人生は狂詩曲(ラプソディ)』

    『旅情』

    『ザ・ビートルズ EIGHT DAYS A WEEK』

    『二ツ星のレストラン』

    『マジカル・ガール』

3月  『トランボ ハリウッドに最も嫌われた男』

    『リトル・ボーイ 小さなボクと戦争』

    『ロング・トレイル』

    『エクス・マキナ

    『そこのみにて光輝く

4月  『生きうつしのプリマ』

    『オーバーフェンス』

    『ゴジラ

    『淵に立つ』

    『シン・ゴジラ

今日現在まで43本観ました。完全に元は取りました。会員になって正解でした。

この中でストーリーなど憶えているのは数えるほどしかありません。完全に忘れている作品もあります。調べれば、あっ、そうかと思い出しますが、調べないですらすらと思い出せるのは数えるほどです。びっくりですね。何のために観ているのでしょう、なんて思ってはいけません。その時楽しければいいのです。

これからも見続けます。早速来週は、と。

『シン・ゴジラ』再び

今日のキネ旬シアターは先週の第1作『ゴジラ』に続いて『シン・ゴジラ』でした。昨年8月にロードショウで既に観ていたのですが、第1作が強烈だったので再度観ることにしました。案の定、8割がた忘れていました。

この映画、基本的にはこれまでのゴジラとは全く別物です。ゴジラという生物が60年程前に大戸島に現れたというネットの記事は第1作を踏襲していますが、その他はゴジラという存在を誰も知らないという設定です。ゴジラ自体も気味の悪い生物から進化していくという形をとっています。最終的には100メートルを超す巨大な姿になります。これまでのゴジラは50メートルほどですから倍の大きさになっています。

この映画は東日本大震災による津波原発の被害にヒントを得て作られたものだと思います。もし、東京にゴジラ原発被害や大震災)が出現したら、政府はどのように対処するのか、がリアルに描かれています。

謎の生物の出現から政府の迷走ぶりやアメリカ政府の傲慢さなどがかなり専門的な用語などを使い展開されていきます。自衛隊やアメリカの軍事力をもってしてもゴジラを退治できない。最後は核兵器を使用することを、アメリカや国連安保理に強制されるが、危機一髪のところで血液凝固剤の開発が間に合い、ゴジラを凍らせることが出来、核兵器の使用は逃れられ東京を救えたという結末。

東京に核爆弾を使用するという決断を国連安保理もアメリカ政府もあっさりと決断するというのがすごいですし、それを受け入れる日本政府もすごい。現実でもあり得そうで怖いです。

 

ゴジラそのものも、特撮もすごい迫力で、キャストも豪華の一言に尽きます。

エンディングロールで岡本喜八野村萬斎の名前を見つけたのですが、岡本喜八は写真のみと書いてあったので死んだ科学者(牧悟郎)の写真だとすぐわかったのですが、野村萬斎なんて出ていたかなと思って調べてみると、なんとゴジラモーションキャプチャーだそうです。

それにしても、この映画セリフが多くて、しかも早口なので、耳が遠くなってきた身としてはやや疲れました。

このように半年前の映画も忘れるようになってきたので、観た映画はこのようにブログに書き留めるようにします。情けない話ですが。