レイによって我が家のレコード・CD棚を掘り起こしていたら、スキン(Skin)のアルバムを発見しました。しかも2枚もありました。買ったことすら忘れていました。
ということで早速プレイヤーに。するとこれがなかなかいいのです。ブリティッシュ・ハードロックですが、アメリカの匂いを漂わせています。
まず1枚目は彼らのデビューアルバムです。タイトルもそのまま『SKIN』です。1994年のリリースです。
01.Money
02.Shine Your Light
03.House Of Love
04.Colourblind
05. Which Are The Tears
06.Look But Don’t Touch
07.Nightsong
08.Tower Of Strength
09.Revolution
10.Raised On Radio
11.Wings Of An Angel
12.Monkey *
13.Should I Stay Or Should I Go *
* 日本盤ボーナストラック
メンバーは
マイク・グレイ(Myke Gray,g)
ネヴィル・マクドナルド(Neville MacDonald,vo)
アンディ・ロビンス(Andy Robbins,b)
ディッキー・フライツァー(Dicki Fliszar.ds)
です。
プロデュースはグレイトフル・デッドやフリートウッド・マックなどでおなじみのキース・オルセン(Keith Olsen)です。
スキン結成の経緯はマイク・グレイのバンド『Jagged Edge』が1991年に解散し、その後のことを考えていた時に、一緒にクラブサーキットをしていた『Kougar』のヴォーカリスト、ネヴィルに声をかけ曲作りを始めました。そこに『Jagged Edge』のベーシスト、アンディーを呼んでプレイしてみたのです。そしてブルース・ディッキンソンのツアーメンバーだったディッキーを加えて4人でバンドを結成することにしたのです。そしてパーロフォンとの契約に至りました。
彼らは『TASTE』と名乗り活動しましたが、『TASTE』はかつてロリー・ギャラガーのバンドであったこともあって、バンド名を変更せざるを得ませんでした。次には『OBSSESION』と名乗りましたが、これも既に存在していたため、結局名無しでレコーディングを開始しました。バンド名は300ほど書き連ねましたが、ネヴィルが何気なく書いた『SKIN』という言葉に決定しました。
アルバムリリース前にはリトル・エンジェルスやサンダーとの競演もあり、また先行シングルの売行きも上々でした。
こうしてファーストアルバムがリリースされました。
ネヴィルはポール・ロジャースやソウル・ミュージックに憧れているというように、どこか70年代のブリティッシュロックを感じさせてくれます。
そしてもう1枚は、1996年リリースのセカンドアルバム『Lucky』です。
01.Spit On You
02.How Lucky You Are
03.Make It Happen
04.Face To Face
05.New Religion
06.Escape From Reality
07.Perfect Day
08.Let Love Rule Your Heart
09.Juliet
10.No Way Out
11.Pray
12.One Nation
13.I'm Alive
14.Inside Me Inside You
15.I Believe *
16.Sweet Mary Jane *
17.Back Door Man *
* 日本盤ボーナストラック
キーボードでコリン・マクリード(Colin McLeod,key)が参加しています。
プロデュースはマーク・ドッドソン(Mark Dodson)に替わりました。
前作ほどは売れなかったようですが、前作以上にブリティッシュ・ハード&ヘヴィを感じさせてくれます。ネヴィルのヴォーカルはロッド・スチュワートのように何とも色っぽくて力強くまさにブリティッシュロックの真骨頂です。
スキンはこの後1997年にサードアルバムをリリースして、1998年には解散してしまいました。
僅か結成5年という短命に終わったバンドでした。この世界ちょっとやそっとでは生き残っていくのは難しいようです。
今回このCDを再発見できたのはそれこそ「ラッキー」でした。こういうものが聴かれずに家の中に眠っているというのは何とも勿体ない話ではあります。これもブログを書き始めたことによる恩恵でしょうね。ブログに感謝しましょう。
まだまだ眠れる宝があるかもしれません。探してみましょう。
SKIN - Shine Your Light (1993)
それでは今日はこの辺で。