今日の「懐かしのヘヴィメタ・シリーズ(懐メタ)」はデンジャラス・トイズ(Dangerous Toys)です。
デンジャラス・トイズはテキサス州オースティンで1987年に結成されました。
ウォッチタワーにいたジェイソン・マクマスター(Jason McMaster,vo)が誘われてOnyxxというバンドに参加しました。そこにはスコット・ダルフーヴァー(Scott Dalhover,g)、マイク・ワトソン(Mike Watson,b)、マーク・ギアリー(Mark Geary,ds)がいました。そしてOnyxxのリーダー、Tim Trembleyがバンドを去ると、バンド名をデンジャラス・トイズに変更しました。
そしてバンドはコロムビア・レコードと契約し、1989年ファーストアルバムをリリースしました。
『Dangerous Toys』です。
01.Teas'n, Pleas'n
02.Scared
03.Bones in the Gutter
04.Take Me Drunk
05.Feels Like a Hammer
06.Sport'n a Woody
07.Queen of the Nile
08.Outlaw
09.Here Comes Trouble
10.Ten Boots (Stompin')
11.That Dog
プロデュースはマックス・ノーマン(Max Norman)です。オジー・オズボーンなどヘヴィメタでは有名です。
このアルバムはビルボードの65位になり、ゴールドディスクに認定されました。
ハイトーン・ダミ声のヴォーカルが何とも言えずいいのです。基本はロックンロールで押しまくりますが、ちょっぴりメロディアスです。そこがまた何とも言えない魅力です。気に入っています。
このアルバムのレコーディング終了後にダニー・アーロン(Danny Aaron,g)が加入します。このアルバムジャケットには彼のクレジットもありますが、レコーディングには参加していません。
1991年にセカンドアルバム『Hellacious Acres』をリリースします。
プロデュースはロイ・トーマス・ベイカー(Roy Thomas Baker)に替わりました。この人もクイーンなどブリティッシュ・ロック界では有名です。
ここではバッド・カンパニーの「Feak Like Makin 'Love」をカバーしています。
このアルバムも前作に引けを取らないと思いましたが、売り上げが伸びませんでした。コロムビアは早速契約を打ち切りました。
ダニー・アーロンがバンドを去り、ポール・リデル(Paul Lidel,g)が加わり、1994年にサードアルバム『Pissed』、1995年には『The R*tist 4*merly Known as Dangerous Toys』をマイナーレーベルからリリースします。
その後はかろうじてライブ活動を行っているようです。
アルバムジャケットはどれもえげつなくヴォーカルも下品ですが、とても味のあるバンドでした。特にファーストは今でも気に入っています。
Dangerous Toys - Teas'n, Pleas'n
Dangerous Toys: Queen of the Nile
それでは今日はこの辺で。