Flying Skynyrdのブログ

映画や音楽、本についての雑文

懐かしの映画 東映編

「懐かしの映画」も4回目になりました。今日の「懐かしの映画」は『東映編』です。

東映と言えばヤクザ映画ですが、それ以前は時代劇の東映でした。いわゆるチャンバラ映画です。

当時の東映のスターと言えば東千代之助、大川橋蔵片岡千恵蔵などなど時代劇俳優でした。山城新吾の『風小僧』白馬童子はテレビで観たとおもいます。テレビでは素浪人 月影兵庫銭形平次など時代劇三昧でした。テレビでも東映の俳優が活躍していました。

ですから映画館では時代劇はほとんど観た記憶はありません。ただ親には連れていかれていたはずです。中村錦之助(後の萬屋)の森の石松は良かった、などと母親が言っているのを聞くと、まあ見ていたのでしょう。でも記憶はほとんどありません。東映の劇場映画で最も古い記憶は、おそらく月光仮面シリーズ』です。

その中でも憶えているのは1959年の月光仮面 怪獣コング』です。

「月光仮面 怪獣コング」の画像検索結果

これはテレビドラマでは『マンモスコングの巻』だったのですが、なぜか「怪獣コング」になっていました。主演はテレビの大瀬康一ではなく大村文武でした。内容は全く憶えていません。その後テレビの再放送で観ましたが、内容は全然違うようです。ラストシーンで挿入歌の「月よりの使者」が流れたのをかすかに憶えています。

 

次に記憶があるのが、1960年の三国連太郎主演の『多いなる旅路』です。憶えていると言っても、汽車が脱線するシーンと電報を受け取って泣くシーンぐらいしか憶えてはいませんが。

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1964年に『東映まんがまつり』の前身にあたる東映まんが大行進』というものが始まりました。確かその1回目だったと思いますが、従姉に連れて行ってもらった記憶があります。

「東映まんが大行進」の画像検索結果

 

その内の1本がエイトマン ロボット007 光線銃レーザー』でした。

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エイトマン』は原作:平井和正、画:桑田次郎で『少年マガジンで』連載され。TBSテレビでも放映されていました。凶悪犯によって殺された刑事が谷博士によって電子頭脳をもったロボットに生まれ変わり、8番目の刑事として活躍する物語です。普段は背広姿の探偵で、難事件が起こると田中課長から呼び出しがかかり出動します。弾よりも速く走れ、透視力のある眼を持ちます。エネルギー源は原子力です。そのためタバコ型の冷却剤を服用しなければならず、できないと生命にかかわります。主題歌は克己しげるでした。この人は殺人を犯し逮捕されました。衝撃でした。

 

同時上映が鉄人28号ラクル魔術団 海底基地』でした。

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『鉄人28号』は横山光輝の原作漫画。月刊誌『少年』で連載。フジテレビで放映。

実写版の『鉄人28号』をうっすらと憶えています。アニメになってからはずっと観ていました。リモコンを使って鉄人を操縦士悪と戦う正太郎少年。このロボットを開発したのが敷島博士。子供の頃には気がつきませんでしたが、太平洋戦争が色濃く反映された漫画でした。元々が戦争のために開発されたロボットだったのです。これを悪のために利用させないために、博士や少年が活躍します。

 

も一つの同時上映が狼少年ケン サーカスから来た仲間』です。

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これは当時のNET(現テレビ朝日)のテレビアニメです。

アフリカのジャングルで狼に育てられた少年が双子の狼の子供、チッチとポッポ、片眼のジャックなどとジャングルの平和を守るために活躍するドラマです。主題歌が覚えやすく流行りました。後から知ったのですが作曲は小林亜星でした。

 

あと東映で憶えているのはやっぱりヤクザ映画でしょうか。ただし、これは高校生になってからだったような気がしています。

高倉健の『網走番外地シリーズ』『昭和残侠伝シリーズ』や藤純子の『緋牡丹博徒シリーズ』などは高校生・大学生になってから夢中で観たと思います。鶴田浩二をはじめ菅原文太若山富三郎などヤクザスターが目白押しでした。

仁義なき戦いシリーズ』は1970年代ですので対象外です。

f:id:lynyrdburitto:20180920132208p:plain 「昭和残侠伝」の画像検索結果 「緋牡丹博徒」の画像検索結果

 

こうしてみると東映は子供時代はあまり縁が無かったのかもしれません。学生時代はもっぱらオールナイトでお世話になりました。オールナイトでの「ヨッ!、ケンさんっ‼‼」、懐かしい。

 

それでは今日はこの辺で。