昨日、突然訃報が入ってきました。フランスの映画音楽の巨匠、フランシス・レイがとうとう86歳で逝ってしまいました。
青春時代の思い出がいっぱい詰まった数々の映画音楽を残してくれました。このブログでも『懐かしのメロディ 映画音楽編』で何曲か取り上げました。
今日は彼の作品を振り返りながら、青春時代を懐かしんでみたいと思います。
まずは何といっても『男と女』でしょう。といっても、この映画はリアルタイムでは観ていません。1966年ですから、まだまだ洋画には目覚めていませんでした。ただ曲だけは知っていました。あまりにも有名ですから。クロード・ルルーシュ監督。
「男と女 Un Homme Et Une Femme」サウンドトラック、Soundtrack
次は『パリのめぐり逢い』でしょう。この映画もリアルタイムではありませんでした。イヴ・モンタンとキャンディスバーゲンです。『男と女』に引き続きクロード・ルルーシュ監督。
「パリのめぐり逢い Vivre pour Vivre」フランシス・レイ Francis Lai
次は『個人教授』です。この映画はリアルタイムだったか、再上映だったか微妙です。私もちょうど年上の女性に惹かれる年頃で、この映画は思い出深いです。ナタリー・ドロンがきれいでした。テーマ曲は「愛のレッスン」。監督はミシェル・ボワロン。
La Lecon Particuliere(個人教授)-Francis Lai
次は『うたかたの恋』です。カトリーヌ・ドヌーヴです。監督はテレンス・ヤングです。ドヌーヴは美しい。音楽がピッタリ。
Mayerling(1968) Francis Lai うたかたの恋 フランシス・レイ
次はグルノーブル・オリンピックの映画『白い恋人たち』です。大ヒットしました。監督は再びクロード・ルルーシュ。
白い恋人たち/フランシス・レイ 13 Jours en France/Francis Lai
次は『あの愛をふたたび』です。ジャン・ポール・ベルモンドとアニー・ジラルドです。クロード・ルルーシュ監督とのコンビです。切なくなるメロディーです。
あの愛をふたたび/フランシス・レイ Un homme qui me plait/Francis Lai
次は『雨の訪問者』です。ルネ・クレマンのサスペンス。チャールズ・ブロンソンの大ヒット作。マルレーヌ・ジョベールがヒロイン。「雨の訪問者のワルツ」が大ヒット。セヴリーヌが歌う「テーマ」も素晴らしい。
雨の訪問者のワルツ/フランシス・レイ La Valse Du Mariage/Francis Lai
SEVERINE 映画「雨の訪問者」 Le passager de la pluie
そして1970年に『ある愛の詩』で頂点に。ラジオをかけるといつでもこの曲が流れてきました。アンディ・ウィリアムスも歌って大ヒットしました。
Love Story - Francis Lai (ある愛の詩)
次は『流れ者』です。これまたクロード・ルルーシュ監督。ジャン・ルイ・トランティニアン主演。洒落た映画でした。軽快な音楽です。
以上、1970年までの映画を見てきました。これらの曲を聴いていると、あの高校生の時代の思い出が目の前に蘇ってきます。やはり音楽は素晴らしい。
エンニオ・モリコーネやニーノ・ロータ、ミシェル・ルグラン、ヘンリー・マンシーニなどと共に映画音楽全盛時代を築き上げた作曲家でした。映画を観ながらどうしてこんな曲が書けるのだろうと思ったものでした。
名曲を有難うございました。心よりご冥福をお祈りします。合掌。
『懐かしの映画』第5弾は明日お届けします。
それでは今日はこの辺で。