例によってCD棚を探していると、ウィザーズ(Wizards)なるバンドのCDが2枚も出て来ました。思い出しました。ブラジルのメタルバンド、「アングラ(Angra)」の子分的なバンドです。「ヴァイパー、アングラに続く秘宝・・・」と帯に書かれては買うしかなかったのでしょう。
結成は1992年、サンパウロです。その前身は「MASKED LIES」というバンドでそのキャリアは長く、1983年頃らしいです。
元のメンバーは
クリスチャン・バッソス(Christian Passos,vo)
メンデル・ベン・ワイズバーグ(Mendel Ben Waisberg,b)
ベッシ―・ワイズバーグ(Bezi Waisberg,ds)
の3人でした。
そこに1992年、
カドゥ・アーヴェルバック(Kadu Averbach,g)
レアンドロ・フローレンス(Leandro Florence,g)
が加わって、バンド名もウィザーズに変えました。
このバンド名は彼らが最初に作った曲名から取ったものでした。
彼らはアングラのメンバーとの付合いも長く、ファーストアルバムのレコーディングもアングラのドラマー、マルコ・アントゥネスに協力を得たようです。
そして1995年にファーストアルバム『Wizards』をリリースします。
日本先行発売だったようです。どちらかというと、メロディアスなロックです。アングラの弟分という触れ込みでしたが、まだまだそこまではいっていないようでした。難点はヴォ―カルが弱いところでしょうか。キーボードでチャールズ・デラ(Charles Dalla)が参加しています。
翌年にはセカンドアルバム『Sound Of Life』をリリースします。
このアルバムではレアンドロ・フローレンスが抜けています。このアルバムも日本先行発売です。ここでもキーボードでチャールズ・デラが曲作りにも参加して大きな役割を果たしています。でも正式メンバーではありません。
前作同様メロディアスなハードロックになっています。ヴォーカルはやや上手くなっているような気がします。
この後のアルバムは未購入です。
1998年にサードアルバム『Beyond The Sight』、その後も3枚のアルバムをリリースしているようです。
私見ですがヴァイパー、アングラの領域には達しなかったような気がします。あくまでもセカンドアルバムまでの話ですが。最近のアルバムも聴いてみたいような気がします。中古で見つけたら買おうと思います。
Wizards - Sound Of Life (Full Album)
それでは今日はこの辺で。