今日の聴き比べは『砂にきえた涙』です。
この曲は1964年に発売されたミーナ・マッツィーニ(Mina Mazzini、通称ミーナ)が歌ったが曲です。
ミーナはイタリアの歌手で本国ではトップスターでした。私生児を生んだり、配偶者との死別とか波乱に富んだ人生を送っています。現在も健在のようです。
この曲の原題は「Un buco nella sabbia」で、作曲がピエロ・ソフィッチ、作詞がアルベルト・テスタです。イタリアでは1964年に発表され、その後アルバムに収録されました。この曲を日本でも漣(さざなみ)健児氏によって日本語詞が付けられ多くの日本人がカバーしました。そしてミーナ自身も日本語詞で歌いヒットしました。
漣健児氏はこの頃の洋楽の訳詞の多くを引き受けていました。当時、日本語で歌われた洋楽ポップスの訳詞者をみると大半が彼のものだったと記憶しています。
砂に消えた涙
作詞:アルベルト・テスタ
作曲:ピエロ・ソフィッチ
日本語詞:漣健児
青い月の光を浴びながら
私は砂の中に
愛の形見をみんなうずめて
泣いたの ひとりっきりで
あなたが私にくれた
愛の手紙、恋の日記
それの ひとつひとつのものが
いつわりのプレゼント
白い波の打ちよせる 海辺で
私は砂の中に
恋の想い出みんなうずめて
泣いたの ひとりっきりで
あなたが私にくれた
甘い言葉 あついキッス
それのひとつひとつのものが
いつわりのプレゼント
青い月の光を浴びながら
私は砂の中に
愛の形見をみんなうずめて
泣いたの ひとりっきりで
あなたが私にくれた
甘い言葉 あついキッス
それのひとつひとつのものが
いつわりのプレゼント
青い月の光を浴びながら
私は砂の中に
愛の形見をみんなうずめて
泣いたの ひとりっきりで
泣いたの ひとりっきりで
砂に消えた涙(日本語) UN BUCO NELLA SABBIA-Minaミーナ
日本人ではまず弘田三枝子さんです。
そして伊東ゆかりさんです。
伊東ゆかり 砂に消えた涙 1965 / Un Buco Nella Sabbia
そしてザ・ピーナッツです。
ザ・ピーナッツ 砂に消えた涙 1965 / Lu Buco Nella Sabbia
黛ジュンさんも歌いました。
黛ジュン 砂に消えた涙 1967 / Un Buco Nella Sabbia
竹内まりやさんも歌いました。
砂に消えた涙 竹内まりや UN BUCO NELLA SABBIA Mariya Takeuchi
その他にもたくさんいました。今、これほど多くの人にカバーされる曲というのはなかなかお目にかかりません。
それでは今日はこの辺で。