今日の「この人の、この1枚」はサウスウィンド(Southwind)の『Boogie With Country Girl』です。
これも生前整理で出てきたレコードです。約半世紀ぶりに聴きました。サウスウィンドといっても日本ではほとんど馴染みがないと思います。しかし、驚くなかれ日本盤が発売されていたのです。私の持っているレコードも日本盤です。
サウスウィンドは1967年の結成です。メンバーは
ジョン・マーティン(John Martin ,g)
ジム・プルーティ(Jim Pulte ,B)
フィル・ホープ(Phill Hope ,key)
エリック・ダントン(Eric Dalton ,ds)
でしたが、途中でフィルの代わりにフォンテイン・ブラウン(Fontaine Brown ,key)が加わりました。
1968年にファーストアルバム『Southwind』でデビューします。
そして1970年にリリースされたのが『Ready To Ride』で、これが日本盤ではタイトルが『Boogie With Country Girl』になったのです。
というのはアメリカ盤とはA面とB面を逆にして、さらにA面の1曲目に、アメリカでシングル発売されていた「Boogie With Country Girl」を追加したのです。
昔の日本盤は他にもこんなことをよくやっていました。
Side A
1.Boogie Woogie Country Girl
2.Rootin' & Tootin'
3.Cool Green Hills Of Earth
4.Same Sad Old Song
5.Fine Tooth Comb
6.Ruby Eileen
Side B
2.Honky Tonkin'
3.Ready To Ride
4.I Got You Covered
5.Heat Down In The Alley
プロデュースはTommy Li Pumaです。
サウスウィンドの音楽はロックンロールにカントリーです。
B2はハンク・ウィリアムスの代表曲です。
今聴いてみても全然悪くありません。今まで眠らせておいたのがもったいないくらいです。
この後、1971年にサードアルバム『What A Place To Land』をリリースして早々と解散しました。
雨後の筍のように出てきては去っていったバンドが数知れずあったのでしょう。それでもこうしてレコードとなって残っているというのは、やはり物凄いことなのです。
Southwind - 10 - Ruby Eileen 1970
Southwind - Honky Tonkin' [1970]
それでは今日はこの辺で。