今日の「聴き比べ」はまたまたGSソングです。ザ・タイガースの『青い鳥』です。
1968年のリリースです。タイガースのオリジナルメンバーによる最後のシングルだったと思います。彼らの3枚目のアルバム『ヒューマン・ルネッサンス』からのシングルカットでした。この曲はメンバーの森本太郎による作詞・作曲です。
この後、音楽の方向性の違いから加橋かつみが脱退、代わりに岸部修三の弟、先日亡くなったシローが加入しました。しかし、GSブームは下降線をを辿りつつありました。1971年1月の日本武道館のコンサートを最後に解散しました。GSの中でも一番の人気グループ、タイガースの解散でGSブームが事実上の終焉となりました。その後は、それぞれの道で活躍をしました。ドラムの瞳みのるだけは芸能界から去り、その後慶応大学へ進学し、学校の教師になりました。
この『青い鳥』はこれまでのタイガースのヒット曲とは趣を異にした、もの悲しいフォーク調の曲でした。リード・ヴォーカルは沢田研二でした。
青い鳥
森本太郎:作詞・作曲
青い鳥を見つけたよ
美しい島で
幸福はこぶ小さな鳥を
だけど君はあの空へ
飛んで行くんだろう
ぼくがこんなに愛していても
小さな幸福を
ぼくの手に乗せたのに
青い鳥 青い鳥 行かないで
君がそばにいるだけで
ぼくは嬉しいのさ
そのままぼくを見つめておくれ
青い鳥は飛んで行った
あの広い空へ
狭いカゴがいやだったのか
小さな幸福よ
ぼくの手に かえっておくれ
青い鳥 青い鳥 なぜ行った
青い鳥はもう二度と
帰っては来なかった
ぼくには はかない初恋だった
♪視聴No.10 ザ・タイガース The Tigers/青い鳥 Blue Bird (1968年)
中学時代を思い出します。
それでは今日はこの辺で。