山口百恵ちゃんの1978年のヒット曲。当時の国鉄のCMソングでした。
曲は谷村新司の作詞・作曲です。当時百恵ちゃんは宇崎・阿木コンビでヒット曲を連発していましたが、この曲はガラッとイメージ・チェンジしてしっとりとした百恵ちゃんに変身しました。
以来、この曲は結婚式や卒業式で盛んに歌われるようになりました。
作詞:谷村新司
作曲:谷村新司
雪解け間近の北の空に向い
過ぎ去りし日々の夢を叫ぶ時
帰らぬ人達 熱い胸をよぎる
せめて今日から一人きり 旅に出る
あゝ日本のどこかに
私を待ってる人がいる
いい日 旅立ち 夕焼けをさがしに
母の背中で聞いた歌を道連れに…
岬のはずれに少年は魚釣り
青いすすきの小径を帰るのか
私は今から 想い出を創るため
砂に枯木で書くつもり“さよなら"と
あゝ日本のどこかに
私を待ってる人がいる
いい日 旅立ち 羊雲をさがしに
父が教えてくれた歌を道連れに…
あゝ日本のどこかに
私を待ってる人がいる
いい日 旅立ち 幸福をさがしに
子供の頃に歌った歌を道連れに…
谷村新司のセルフカバー。
この曲は数えきれないくらいの歌手がカバーしています。
その中で鬼束ちひろが『いい日旅立ち・西へ』というタイトルでカバーしました。これはJR西日本のキャンペーン・ソングとして歌われました。こちらは西に向かうという内容で、歌詞も変わっています。
いい日旅立ち・西へ
作詞:谷村新司
作曲:谷村新司
遥かなしまなみ 錆色の凪の海
セピアの雲は流れて どこへ行く
影絵のきつねを追いかけたあの頃の
夢を今もふところに 西へ行く
ああ 日本のどこかに 私を待ってる人がいる
いい日旅立ち ふたたびの風の中
今も聞こえるあの日の歌を道連れに
小さく見える景色は 陽炎か
出逢いも別れも夕暮れにあずけたら
自分の影を捜しに 西へ行く
ああ 日本のどこかに 私を待ってる人がいる
いい日旅立ち 朝焼けの風の中
今も聞こえるあの日の歌を道連れに
ああ 日本のどこかに 私を待ってる人がいる
いい日旅立ち 憧憬(あこがれ)は風の中
今も聞こえるあの日の歌を道連れに
それでは今日はこの辺で。