今日の「この人の、この1枚」はリトル・ミルトン(little Milton)の『ブルースン・ソウル(Blues'n Soul)』です。
リトル・ミルトン、本名ジェームズ・ミルトン・キャンベル・ジュニアは1934年ミシシッピ州インヴァネスの生まれです。ブルース・ギタリスト・シンガーです。
生活は貧しかったが、幼いころから音楽に親しみ、12歳のころからギターを弾き始めました。1953年には早くもあのサン・レコードと契約しシングルをリリースしています。レコードは売れませんでした。その後セントルイスへ移りボビン・レコードで何枚か録音し、さらにシカゴへと移り住み、チェス・レコードと契約します。ここで落ち着きチェッカー・レーヴェルからアルバムもリリースします。この頃はまだまだブルースを演奏していましたが、次第にR&B、そしてソウル色の強い曲も演奏するようになりました。
1971年になるとチェッカーからスタックスにレーベルを変えました。そして1973年に『Waiting For Little Milton』がリリースされました。そして翌年発表されたのが『Blues'n Soul』という訳です。日本ではこちらの方が先に発売されました。
まだブルース色の濃い曲も演奏していますが、かなりソウルっぽくなっています。
Blues'N Soul
Side A
1.Woman Across The River
2.Behind Closed Doors
3.Sweet Woman Of Mine
4.Worried Dreamer
Side B
1.How Could You Do It To Me
2.You're No Good
3.Taint Nobody's Biziness
4.Hard Luck Blues
メンバーは
Bass – David Weatherspoon, William Murphy
Drums – Willie Hall
Guitar – Bobby Manuel, Michael Toles, Milton Campbell
Horns – The Memphis Horns
Piano – Lester Snell
Producer – Milton Campbell
A-1はジョニー・テイラー
A-4はB.B キング
B-4はロイ・ブラウン
スタックス時代のアルバムの中ではこのアルバムがいちばん出来がいいと思います。
2005年に70歳で亡くなりました。
それでは今日はこの辺で。