昨年あたりから私の地元のブック・オフで中古レコードの販売を始めました。ハード・オフでは以前から取り扱いがありましたが、ブック・オフの個店では初めてでした。当初は枚数も少なく、めぼしいレコードも無かったのですが、徐々に枚数も増えていき、中には面白いレコードを発見することも出てきました。それも格安での販売です。本を探すついでにレコードも探すようになりました。これまでレコード漁りはdisk unionなどの専門店が中心でしたが、新たな探索場所ができました。
ということで、ブック・オフで入手したレコードを何枚か紹介したいと思います。いわゆる貴重盤ではありませんが、私にとっては面白いレコードなのです。
まず、手始めにB. B キング(B.B King)の『ゴールデン・ディスク(Golden Disk)』という2枚組のレコードです。
B.B. King Golden Disk
Side A
1.Young Dreamers
2.My Baby's Comin' Home
3.Help The Poor
4.Everyday I Have The Blues
5.Sweet Little Angel
6.Worry, Worry
Side B
1.See See Rider
2.Confessin' The Blues
3.How Long, How Long Blues
4.Heartbreaker
5.Worried Dream
6.Lucile
Side C
1.Tired Of Your Jive
2.The B. B. Jones
3.Get Off My Back Woman
4.So Excited
5.The Thrill Is Gone
6.You're Still My Woman
Side D
1.Ask Me No Questions
2.Hummingbird
3.3 O'Clock Blues - Darlin' You Know I Love You
4.Ain't Nobody Home
5.Ghetto Woman
このレコードは1972年の発売です。B.B キングの日本での編集盤です。この当時、この手のシリーズがよく発売されていました。いわゆる入門編です。東芝音楽工業からの発売です。
B.B キングのABC時代とブルースウェイ時代の24曲が収められています。
この頃、日本でも黒人ブルースが人気になり、国内盤のブルースのレコードも多く発売されるようになりました。このレコードもその流れからの発売と思われます。特にB.B キングは黒人ブルースマンの中では人気がありましたので、このようなレコードが発売されたのでしょう。値段が3300円で貧乏学生にはなかなか手が出せませんでした。
私は、東京に出てから、中古輸入盤でブルースのレコードを買い漁りました。その中には当然B.B キングもありましたので、今回のこのアルバムについては知らない曲を聴きたいということではなく、こんな懐かしいレコードを見つけたのが嬉しくて買ってしまいました。値段がなんと500円です。ジャケットは頑丈な厚紙でいかにも重厚です。盤面もきれいで、立派な解説も付いています。1曲ごとにパーソナルも載っています。1970年頃の録音にはロック・アーティストも多く参加しています。面白いところではリンゴ・スターの名前なども見られます。解説は越谷正義さんです。この名前も懐かしいですね。
レコードとしての価値はほとんど無いのでしょうが、買って正解でした。やっぱりレコードが好きです!
それでは今日はこの辺で。