今日の「聴き比べ」ははしだのりひことクライマックの『花嫁』です。
この曲も先日聴き比べた『恋人もいないのに』と同様、フォークソングがメジャーになったころの大ヒット曲です。発売は1971年でした。
今は亡きはしだのりひこさんが「はしだのりひことシューベルツ」の後に結成したグループです。女性ヴォーカル(藤沢ミエ)を入れての編成でした。
はしだのりひこさんはご存じザ・フォーク・クルセダーズのメンバーで、解散後に杉田二郎さんたちとシューベルツを結成、そしてデビューシングル『風』が大ヒットしました。もう、この頃からフォークソングという肩書は必要なくなり、テレビの歌謡番組にの常連にもなっていました。
僅か2年でこのシューベルツを解散して、結成したのがクライマックスでした。デビューシングルの『花嫁』は大ヒットし、その年の紅白歌合戦にも出場しました。
ところがこのグループも1年ほどで解散、その後「はしだのりひことエンドレス」を結成。これまた2年ほどで解散。その後はソロとして活躍しました。
残念ながら2017年に72歳で亡くなりました。
『花嫁』は女性ヴォーカルを取り入れ、軽快なテンポで、駆け落ちという暗いテーマなのですが、希望に満ちた明るい曲となっています。
花嫁
作詞:北山修
作曲:端田宣彦
花嫁は夜汽車にのって
とついでゆくの
あの人の写真を胸に
海辺の街へ
命かけて 燃えた
恋が結ばれる
帰れない 何があっても
心に誓うの
小さなカバンにつめた
花嫁衣裳は
ふるさとの丘に咲いていた
野菊の花束
命かけて 燃えた
恋が結ばれる
何もかも 捨てた花嫁
夜汽車にのって
夜汽車にのって
夜汽車にのって…
ライヴの風景です。
瀬戸の花嫁が歌ってます。
天地真理ちゃんです。
いしだあゆみさんです。
やっぱりクライマックスですね。
それでは今日はこの辺で。