以前に何度か紹介したブルースマン、『デイヴ・ホール(Dave Hole)』のCDを2枚まとめてゲットしました。
まず1枚目は『Ticket to Chicago』です。
01.Out of Here
02.You're Too Young
03.Phone Line
04.You Got the Blues
05.My Bird Won't Sing
06.Bermuda Triangle
07.Wheeler Dealer
08.Empty Train
09.Why Can't You Be True?
10.Beyond Jupiter
11.Cold Blue Moon
12.Outlaw
13.Ain't No Justice
14.Bullfrog Blues
パーソナルは
Dave Hole, guitars,vocals
Tony Z, piano,organ
Johnny B Gayden, bass
Ray"Killer"Allison, drums
その他に
Billy Branch, harmonica
Gene Barge, Horn arangements
Ken Anderson, Trumpet
Steve Eisen, Tenor Sax
Brian Ripp, Baritone Sax
プロデュースは Dave Hole と Bruce Iglauer
14を除く全曲デイヴ・ホールのオリジナルです。14はウィリアム・ハリスという人の作品で、ロリー・ギャラガーもカバーしていました。
このアルバムはデイヴの4枚目の作品で、1997年のリリースです。
今回はブラスも入って、ちょっと大掛かりな作品になっています。相変わらずスライドギター爆発で気持ちいいです。
バンドのメンバーのJohnny B Gaydenはアルバート・コリンズのバンドでベースを弾いている人です。また、Ray"Killer"Allisonはバディ・ガイやココ・テイラー、タブ・ベノイトのレコーディングにも参加しています。Tony Zもアルバート・コリンズやバディ・ガイとの関係もあり、また彼のソロアルバムにはJohnny B Gaydenも参加しており、今回このような組み合わせになったものと想像します。
リリースの年が1997年ということはロリー・ギャラガーが亡くなったのが1995年ですから、やはり14はロリー・ギャラガーに捧げられたのではないでしょうか。私の勝手な思い込みですが。
ブルースアルバムを聴くと何故かホッとします。これは何なのでしょうか。
2枚目は『Outside Looking In』です。
01.Jenny Lee
02.He Knows the Rules
03.Outside Looking In
04.You Move Me So
05.How Long?
06.Nobody
07.Blues Begins at Home
08.Walk Away
09.Get a Job
10.Insomniac
11.Out of My Reach
12.Living on Borrowed Time
パーソナルは
Dave Hole, guitars,vocals
Bob Patient, keybord
J Mattes, drums
Roy Daniel, bass
James Hewgill, piano(11)
プロデュースは Dave Holeと James Hewgill
04はB.Bキングのナンバー。02と08もカバー曲です。あとはデイヴのオリジナルです。
このアルバムはデイヴの6枚目のアルバムで、2001年のリリースです。今回はブラスセクションもなくデイヴのギター独壇場です。これだけ頑なにブルースを続けてもらえると嬉しくなります。それでも10や11はソフトロックタッチの曲などもあって幅が広がってきた感じです。
それにしても日本においてのブルースマンに対する扱いは冷た過ぎると思います。未だに彼のアルバムは日本での発売がありません。よほどアメリカやヨーロッパで売れないと日本での発売は無いという事なのでしょう。売れるということは、ブルースを基本としながらもロック色を強めていかないと、一部のマニアやファン以外には見向きもされないのですから致し方ないことなのでしょう。
彼のアルバムもこれで4枚になりましたが、まだ半分です。これからもコツコツと外国盤でしかも比較的安価なものを探して歩くしかありません。
それでは今日はこの辺で。