今頃なんだと思われるでしょうが、『エリック・サーディナス(Eric Sardinas)』のデビューアルバムを入手しました。前から気にはなっていたのですが、機会が無く延び延びになっていましたが、最近偶然入手することが出来ました。
1999年のアルバム『トリート・ミー・ライト(Treat Me Right)』です。
01.Treat Me Right
02.Write Me a Few Lines
03.Murdering Blues
04.Cherry Bomb
05.My Baby's Got Something
06.Give Me Love
07.Rollin' and Tumblin'
08.Low Down Love
09.Get Along Rider
10.Goin' to the River
11.I Can't Be Satisfied
12.Sweetwater Blues
13.Down in the Bottom
14.Tired of Tryin'
パーソナルは
Eric Sardinas-guitar,vocal
Paul Loranger-bass
Scott Palacios-drums
ゲストに
ジョニー・ウィンター(Johnny Winter,g,vo 14)
ヒューバート・サムリン(Hubert Sumlin,g 13)
プロデュースはDick Shurmanです。
02はミシシッピー・フレッド・マクダウェル、03はクレイトン、05はジョン・リー・フッカー、07はハンボーン・ウィリー・ニューバーン、11はマディー・ウォーターズ、13はウィリー・ディクソン、14はジョニー・ウィンター、それ以外はサーディナスのオリジナルです。
エリック・サーディナスは1970年、フロリダの生まれです。小さい頃からギターを習いデルタブルースのチャーリー・パットンやブッカ・ホワイト、マディー・ウォーターズ、エルモア・ジェイムスなどをこよなく愛したそうです。
1999年にデビューしますが、日本でのアルバム発売は2001年になりました。
全曲完全なブルースロックです。エレクトリック・ドブロが縦横無尽に駆け回ります。
ヴォーカルは力強く、ちょっぴりアクは強いですがブルースにはちょうど良い加減です。
ジャケット帯裏にはスティーヴィー・レイ・ヴォーン以来の若手ブルースマンなんて書いてありますが、スティーヴィーとはだいぶ違います。エリックはデルタブルースの泥臭さを十分残した、ブルースロックと言うよりはブルースに近いロックと言ったほうがいいかもしれません。
今年48歳ですから、すでに若手とは言えませんが、ブルース界ではまだまだ中堅でしょう。この後5枚ほどアルバムを出していますが、なかなか安価で見つけることが出来ません。見つけたら即買いです。
Eric Sardinas - Treat me right (2011)
ジョニー・ウィンターとの競演。スライド合戦です。ジョニー、この時66歳?
JOHNNY WINTER & ERIC SARDINAS - Mojo Boogie - Nov. 2010 [HD] *re-upload
それでは今日はこの辺で。