メロディアス・ハード・バンド、ナリタ(Narita)は前身はStonehengeというバンド名でした。結成は1988年、デンマークでした。
Stonehengeは1991年にドイツのシャークレーベルと契約を結びます。そしてファーストアルバムをレコーディングします。その時にバンド名を『ナリタ』に変更します。
そして1992年にデビューアルバム『騒乱のナリタ(Narita)』がリリースされます。
メンバーは
ヘンリック・ポールセン(Henrik Poulsen,g)
マック・ガウナ(Mac Gaunaa,g)
クリス・D・ライカイ(Chris Dennis Raikai,b)
ブライアン・リッチ(Brian Rich,vo)
北欧特有のメロディアスなハードロックアルバムが出来上がりました。
ここですぐにフレミングが退団、代わりにアラン・ソーレンセン(Allan Sørensen,ds)が加入します。またブライアン・リッチもジャッカル(Jackal)に加入するため退団します。アラン・ソーレンセンはナリタを去った後ロイヤル・ハントに加入します。
レーベルのシャークが大手に吸収され消滅します。
ナリタはレーベルを変えるため、新たなヴォーカルを探します。そしてケニー・リュプケ(Kenny Lubcke,vo)を加入させます。そして日本のポニーキャニオンと契約時します。
そして1994年、セカンドアルバム『激動のナリタ(Changes)』をリリースします。
アディショナルでロイヤル・ハントのアンドレ・アンダーソンがキーボードで参加しています。クリス・D・ライカイ正式メンバーから外れアディショナルメンバーになりました。
1996年にはサードアルバム『運命のナリタ(LIfe)』をリリースします。
ここでも アンドレ・アンダーソンがキーボードで参加しています。プロデュースは前作と同じくフレミング・ラスムッセンです。
このアルバムのリリース後、ヘンリック・ポールセンとゲスト参加していたロイヤル・ハントのアンドレ・アンダーソンがプロジェクトを始めたという情報が流れ、1997年にそれが現実となってアルバムがリリースされました。
それがプロジェクト名『プライム・タイム(Prime Time)』でアルバムタイトルが『The Unkown』です。
集まったメンバーは
ヘンリック・ポールセン(g)
アンドレ・アンダーソン(key)
クリス・Ⅾ・ライカイ(b)
アラン・ソーレンセン(ds)
エドゥアード・ボーヴィンガ(Eduard Hovinga,vo)
です。
当初のヴォーカルはブライアン・リッチを予定していたらしいですが、都合が悪くなり、白羽の矢が立ったのがエレジー(Elegy)のエドゥアードでした。この補充は大正解でした。素晴らしいアルバムが出来上がりました。
ほとんど評判になることもなく、すっかり忘れ去られていますが、なぜか私は好きです。
ナリタよりもスケールの大きさを感じます。メロディーも美しく、エドゥアードのヴォーカルは力強く、全曲通して聴いても飽きが来ません。
プライム・タイムはその後2枚のアルバムを出しています。
残念ながら未購入です。当時探したと思うのですが多分見つからなかったのだと思います。今度見つけたら買います。
メロハーはやっぱりいいですね。
Prime Time - Living On Borrowed Time
Prime Time - Closer to the Soul
それでは今日はこの辺で。