Flying Skynyrdのブログ

映画や音楽、本についての雑文

今年の読書レポート

このブログを始める時に、このブログの内容は『映画や音楽、本についての雑文』ということにしました。ところが、音楽と映画がほぼ9割以上を占めて、『本』に関してはたったの8記事しか書いていませんでした。

これには色々な理由があるのですが、一番大きな理由は、内容を憶えていられないということに尽きます。読み終わって数日経つと詳しい内容は忘れてしまいます。推理小説などに至っては、前日に読んだ内容まで忘れてしまい、読み返さなければならないという情けない有様です。従って書きたいと思っても、書こうとすると再度読み返さないといけなくなります。あまりいい加減なことは書けませんので。

昔読んで感動しり、影響を受けた本なども、いざ書こうとすると詳細が思い出せず、かといって読み返すほどの気力もなく、結局は諦めるしかありません。

 

とはいっても、このブログの目的は備忘録を兼ねています。最近、本やレコードの二度買いが増えています。読んだ本の内容までは別として、タイトルぐらいは記憶にとどめようと思い、備忘録として読んだ本を書き残しておきたいと思います。ですので、標題のレポートというのは大袈裟でした。

 

昨年のことはもう忘れていましたので、今年から始めたいと思います。今年も既に2カ月が経過しています。忘れないうちに書き留めます。タイトルだけです。

 

新刊はありません。最近は古本専門ですから。

 

『それでも、日本人は「戦争」を選んだ』 加藤陽子 朝日新聞社 2009年初版 

それでも日本人は戦争を選んだ書影

 

それでも、日本人は「戦争」を選んだ (新潮文庫)

それでも、日本人は「戦争」を選んだ (新潮文庫)

 

この人の著作は新書で何冊か読んでいます。この本は高校生に対する講義形式で書かれています。実際の高校生に講義したものです。日清戦争から太平洋戦争までの、戦争に行きつくまでの政治判断を解説してます。

 

仏教徒 坂本龍馬』 長松清潤 講談社 2012年初版

海援隊坂本龍馬神道でもキリスト教でもなく仏法で国家の繁栄を目指したが、道半ばで閉ざされた。著者は住職。

 

『幕末の大誤解』 熊谷充晃 彩図社 2013年初版

教科書や参考書には載っていない歴史の裏側。真実かどうかはわかりません。

 

『密約 日米地位協定と米兵犯罪密約』 吉田敏浩 毎日新聞社 2010年初版

沖縄返還日米地位協定のに纏わる密約の闇を暴く。怒りと虚しさ。

 

 

『帝都東京・隠された地下網の秘密』 秋庭 俊 洋泉社2002年初版

 東京の地下網の謎を追った。よく調べたことには感服。

 

『君たちはなぜ、怒らないのか』 大島 武、大島 新 日本経済新聞社 2014年初版

大島渚監督のご子息たちの父親への鎮魂歌。

 

 『黒い手帖 創価学会日本占領全記録』 矢野絢也 講談社 2009年初版

著者は公明党の元委員長です。暴露本です。今ごろ読みました。

 

『日本の路地を旅する』 上原善広 文春文庫 2012年初版

全国の被差別部落を歩く。

 

下流老人 一億総老後崩壊の衝撃』 藤田孝典 朝日新書 2015年初版

怖い!

 

『談志 最後の落語論』 立川談志 梧桐書院 2009年初版

遅ればせながら読ませていただきました。

 

植草甚一の芸術誌』植草甚一 晶文社 1994年初版

これは再読です。時々読み返したくなります。

 

『愚行録』 貫井徳郎 創元推理文庫 2009年初版

ブログで書きました。

lynyrdburitto.hatenablog.com

 

 

『鸚鵡楼の惨劇』 真梨幸子 小学館文庫 2015年初版

 新宿の十二社あたり、よく行っていたので興味深かった。やはりうまい。

 

『お引越し』 真梨幸子 角川文庫 2017年初版

 連作短編 全部繋がってきます。

 

カンタベリー・テイルズ』 真梨幸子 『聖地巡礼』の改題 講談社文庫 2015年初版

これも5つの物語が繋がります。

 

『人生相談』 真梨幸子  講談社文庫 2017年初版

これも連作短編です。頭が混乱してきます。

 

小説は相変わらずイヤミス系に嵌っています。特に真梨幸子には嵌りっ放しです。実に面白いし、話の作りが上手です。でも文庫本は読みつくしてしまったようです。単行本を買うまでには至りません。

 

以上、今年になってから読んだ本でした。ジャンルも何も関係なし、節操無しです。

しっかり記憶できている本は残念ながらありません。認知症一歩手前です。

それでは何のために読書をするのでしょう。答えは一つ。読みたいから。ただそれだけです。知識を増やそうなどと言う考えは、もはや毛頭ありません。一昔前は違っていましたが、今ではただ興味のある本を読み、その瞬間に考えさせられたり、納得したり、楽しめればよいというふうに思えてきました。

 

ということで、これからもなるべく二度買いをしないように、定期的にブログに記録していきたいと思います。

 

それでは今日はこの辺で。